amahikasです。
イヤホン選びその3です。
今回はXelentoとAK T8iE MkIIを聴いてきました。
Xelentoは前にポタ研2017冬で試聴をしていて中域と低域は気に入ったものの高域がいまひとつ評価でした。
AK T8iE MkIIは友人に何度か聴かせて、良い印象を持っています。
今回のイヤホン選びの選定条件や候補についてはその1の記事に記載しました。
試聴環境
Cayin i5 DAPが修理中のため、今回もOPUS #3を使用しました。
試聴に使う音源はいつもと同じ曲です。
主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)で、試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。
なお、直前までOPUS #3とPinnacle P1(ケーブルはClear forceでバランス接続)を使ってました。
Xelentoの試聴結果
今回の試聴ですが、OPUS #3はNormalゲインでエフェクター類はすべて無効にしてあります。
XelentoははOPUS #3の3.5mmジャックに直接接続しています。
Rangers / A Fine Frenzy
At The End Of The Day / Les Miserables
Master of Puppets / Metallica
Rio Rush / Fourplay
ジャズだと雰囲気も変わるかなと思って聴いてみましたが、この曲もこれまでと同じ結果でした。
Bisso Baba / Bob James
この曲も同様ですね。
元々、低音の量がすごい曲なのですが、さらにすごいことになってしまいました。(笑)
その代わり、ピアノやシンバルの音はほとんど聞こえないです。
AK T8iE MkIIの試聴結果
AK T8iE MkIIですが、初代のAK T8iEを一度、店頭で試聴したことがあります。
この時にこもるように聞こえたので、AK T8iEとAK T8iE MkIIは私の好みには合わないのかなと思ってました。
友人に聴かせてもらった時の印象が良かったので、今回、候補に入れることにしました。
AK T8iE MkIIの試聴はXelentoと一緒で、OPUS #3はNormalゲインでエフェクター類はすべて無効、XelentoははOPUS #3の3.5mmジャックに直接接続しています。
Bisso Baba / Bob James
全体的にウォームで、音場が広い傾向になります。解像力は少し落ちるという印象です。
Rio Rush / Fourplay
この曲は印象が良かったです。
高域はさほど主張はしないものの最低限の量は出ていて、粗くなったり軽い音になるということはありませんでした。
低域はXelentoに比べると少なめですが、自分がイメージする低音は量、深さともに十分に出ています。
ただし、キレはあまりなくて少しぼんやりとした音像になっています。
Master of Puppets / Metallica
この曲には合いますね。
もともと低音がそんなに低いところまで音源に入ってないので、T8iE MkIIで聞いても低音過多とは感じませんでした。
解像力が低いのも音源通りなので問題ないです。
この曲は他の製品で聴くよりも聴きやすくなると感じました。音源の粗をうまく隠してくれますね。
ひとつだけ気になったのはスピード感ですね。反応は少し鈍いタイプと感じました。
At The End Of The Day / Les Miserables
この曲では音場の広さを感じました。会場の広さがよく伝わりますね。
高域はもう少し出て欲しいと思うものの物足りなく感じるほどではありません。
中域は主張しすぎず、曲を支える役割に回ってるように感じます。
オーケストラの迫力はよく出てますし、これまで聴いてきた曲だと一番合うという印象ですね。
Rangers / A Fine Frenzy
この曲も良かったです。
低域はややボワつくか、ボワつく一歩手前という微妙なところでおさえてあります。
キレはあまり感じられませんが、量感たっぷりです。
高域は相変わらず量は少ないのですが、ちゃんと聞き取れるのがいいですね。
まとめ
Xelentoのまとめ
音量は125前後で聴きました。
装着感は最初に試聴をしたときに感じたようにとても良かったです。
ちなみに今回は純正のイヤーピースで試聴しました。
音ですが、これまで何度か聴いた印象とあまりにも違ったので、私の耳にうまくフィットしていなかったんだと思います。
音がちゃんと聞こえるように何度も位置を変えてみたんですが、ダメでした。
店頭試聴機の調子が悪かったのか、うまくフィットしていなかったのかわかりませんが、このまま終わらせるには惜しいのでXelentoはイヤーピースを変えて一度聴いてみたいと思います。
今回の試聴に関しては前述した通りです。
これまでの良い印象がなかったら候補から落としてました・・・。
AK T8iE MkIIのまとめ
音量は115前後で聴きました。
装着感はXelentoと変わりません。なかなか耳に合うイヤホン(IEM)がない私でも常用は可能かなと思います。
全体的にT8iE MkIIの印象は良かったです。
私の好みだともう少しキレがあってクール且つ落ち着いた音のほうが好きなんですが、T8iE MkIIはリスニングに適したいい製品だなと感じました。
それと、音源の音が悪くてもそれなりに聴かせるのがうまいですね。
粗が目立たなくなりますし、少しふくよかな音になるという印象を受けました。全体的に効きやすくなるのは好感です。
まとめ
XelentoとT8iE MkIIはイヤーピースを普段私が使っているSpinfitからortofonにして聴いてみたいと思います。
Xelentoについては通常ならこの時点で候補から外すんですが、いままでいい印象だったので今回の試聴になんらかの問題があったと思いたいです。
逆にT8iE MkIIは全体的に好印象でした。
特に古い音源を聴くにはいいです。
現代的なかっちりとした音を聴く場合は、これまで聴いてきたDORADOやHS1551のほうが印象が良かったです。
個人的な好みでいうとT8iE MkIIはウォームすぎて少しぼんやりとした音という感じました。もう少しシャープさやキレ、解像力があると好みに合うと思います。
今回は以上です。
以下の記事も併せて参考にしてくださいませ。
その後、XelentoとT8iE MkIIを再度試聴してきました。特にXelentoについてはだいぶ印象が良くなりました。
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