beyerdynamic Xelento Remote、AK T8iE MkIIの試聴 イヤホン選び2017年 その4

amahikasです。
イヤホン選びその4です。
前回はXelentoとAK T8iE MkIIを聴いてきました。
残念ながら印象が悪かったのですが、過去にこの2製品を聴いた印象からすると、前回の試聴条件が悪かったのだろうと考えています。

そこで今回は、中古品で試聴をすることにしました。
これだとケーブルやイヤピを変えてじっくりと聴くことができます。

今回のイヤホン選びの選定条件や候補についてはその1の記事に記載しました。

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試聴環境

Cayin i5 DAPが修理中のため、今回もOPUS #3を使用しました。
試聴に使う音源はいつもと同じ曲です。
主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)で、試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

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なお、直前までOPUS #3DT 1770 PRO(ケーブルはClear force)を使ってました。

Xelentoの試聴結果

Xelento

写真の通り、XelentoにはケーブルのORBのClear forceをつけました。イヤーピースはortofonです。どちらも私が普段から愛用している製品ですね。
まあ、この組合せでダメなら何をやっても好みに合わないだろうなという覚悟で試聴しました(笑)
XelentoはOPUS #3の2.5mmバランス端子に接続しています。
OPUS #3はHighゲインでエフェクター類はすべて無効にしてあります。

Bisso Baba / Bob James

前回と違っていい感じに聴くことができました。初めてXelentoを聴いたときと同じ感覚ですね。

低域と中域の順番に目立ちますが、高域もそれなりに主張しています。
シンバル音はやや乾きすぎという印象ですが、軽さや粗さはあまり感じません。
少しシャカシャカとした音にはなっていて金属的な音には聞こえないです。
ピアノとベースは素晴らしいですね。ピアノは艶やかに響きますし、ベースは深く低く沈み込こんで量感もあります。キレもあるのでベースラインの動きが追いやすいです。

Rio Rush / Fourplay

この曲もシンバル音がシャカシャカという聴感になります。
粗いというところまではいかないのですが、ちょっと理想とは違うかなと思います。
その他のパートについては良い感じに聞かせてくれました。高域を除けば好みの音だなと感じます。

Master of Puppets / Metallica

この曲は意外とシンバル音は問題ないですね。
低域の主張は少なくなりました。もう少し出ていても良い気がします。
高域は乾いた音で低域は少しウエット。中域は中庸という印象です。 

Last Train Home / Pat Metheny Group

しつこくシンバル音を確認するためにこの曲を聴きましたが、やはり少し気になりますね。ギリギリ許容範囲かなという機はしますが難しいところです。

At The End Of The Day / Les Miserables

この曲はとても良かったです。
高域の細かさときらびやかな音、低域の迫力と申し分ないです。
スピード感もよく出てます。 

Flesh and The Power It Holds / Death

冒頭のヒステリックなギターソロが少し粗くなりました。
シンバルはそこそこです。悪くはないんですが、良いとも感じないです。
その他は問題なくてスピード感もありますし、解像力も高いです。

Crush / Kelly Sweet

女性ボーカルも聴いてみました。
ボーカルは少し刺さりますが、この曲は元々刺さるのでこの程度ならOKというレベルでした。ベースの音が気持ちいいですね。包み込むような表現もうまいんですが、キレもあってうねうねとベースラインが動くのがわかります。初めてXelentoを聴いたときの感動が蘇りました。
バックで流れるアコースティックギターの響き方と中盤以降のシンバルパートも良かったです。

Come Sail Away / STYX

古めの音源も聴いてみました。
ピアノの音はやはりいいです。ボーカルは前に出てくることもなく、後ろに引っ込むわけでもないという印象です。
ギターとドラムが入ってくるバンドパートでは聴きづらくなりました。

The Millionaire Waltz / Queen

全体的にこの曲のほうが心地良く聴くことができました。バンドパートでも聴きづらくなりませんでした。
特に良かったのは、ブライアンのギターでした。音色がいいですし、ギターハーモニクスの厚みと細かさがよく表現されていました。

Xelentoの総括

今回は初めてXelentoに私が普段使っているortofonのイヤーピースをつけてみました。
純正のイヤーピースだと少し浅めのほうが装着感と音が安定するのですが、ortofonのイヤーピースだと奥までしっかりと入れたほうが低域の出方がいいと感じました。

音量については90から100で聴きました。
ある程度音量を絞ると高域も気にならなくなりますが、全体的に物足りないと感じたのが正直なところです。

Xelentoの全体的な音の評価ですが、なんとも難しいですね・・・。
中域と低域は非常に好みに合っていて、それこそ私が理想とする音に近いと感じました。
問題は初めての試聴の時にも感じた高域ですね。
特にシンバルの音がどうしても思うように鳴らないと感じました。
今回はケーブルとイヤーピースを自分好みのものにしてもこの結果なので、Xelentoで理想の音を出すのは難しいかなと感じました。
ケーブルをARES II+にすればもう少し高域は良い感じになってくれるかなと思いますが、Xelentoは本体も高いのでそこまで投資をするのもどうかなと感じてしまいますね。

AK T8iE MkIIの試聴結果

次はAK T8iE MkIIです。
前回はXelentoよりも印象が良かったです。
今回もXelentoと同じ環境で聴いてみました。

AK T8iE MkII

Bisso Baba / Bob James

Xelentoよりも低域の量感が増しました。Xelentoの後に聴くと量感がありすぎて少し不自然に感じるくらいです。
シンバル音は控えめになりました。たあ、その分粗さを感じることも無く心地良いですね。
高域は乾いていて低域がウェットなのはXelentoと同じ傾向と感じます。
T8iE MkIIはさらにウォームな傾向になり、キレよりも量感重視という印象です。

Rio Rush / Fourplay

この曲も通常よりも低域の量が増えてると感じますが、前の曲のように不自然には聞こえまえんでした。
全体的に軽快な音を鳴らすなぁと感じました。

Last Train Home / Pat Metheny Group

シンバル音はT8iE MkIIのほうがいいですね。
乾いた音というのは一緒ですが、シャカシャカとした軽い音には感じません。

At The End Of The Day / Les Miserables

冒頭のパーカッションと歓声があまり聞こえないです。中域と低域に埋もれてしまっていますね。
オーケストラの迫力は十分ですが、もう少し音に細かさと解像力がほしいです。

Master of Puppets / Metallica

シンバル音があまり聞こえないのは前の曲と一緒です。
しかし、耳につく音は出さないのは好感ですね。
中域と低域については十分な音圧と迫力を表現できていますが、解像力についてもうひとつと感じます。

Crush / Kelly Sweet

一聴して低音の量が多いと感じました。
ボーカルが前に出てくるのも個人的にはマイナスポイントです。
中間以降のシンバルパートもいいですし、全体的に心地良く聴かせてくれるという点では問題はありません。
細かく聴くと前述のような点が気になるという程度です。 

AK T8iE MkIIの総括

前回とおおむね同じ感想でしたが、ケーブルとイヤーピースを変えていますし、直前に聴いたXelentoの印象がまるで違ったので、相対的に高域の量が少なく、中域に音が集まるように聞こえました。
今回のケーブルとイヤーピースの組合せも悪くないんですが、前回の標準の組合せのほうが印象は良かったかなと思います。

全体的にはウォームな聴感でリスニングには適していますが、もう少し高域の量と低域のキレが欲しいところです。

おわりに

Xelentoについては判断が難しいのですが、10万を超える価格を考えるともっと高いパフォーマンスを期待してしまいます。
中古で良品があれば購入しても良いかなと思いますが、Xelentoはまだ中古品が少ない上に価格もあまり下がっていないので今回は見送ろうかなと思います。

T8iE MkIIは音質的に好みの範疇にはあるものの、価格とのバランスが難しいなと感じています。
新品と中古ともに価格は下がってきていますが、HS1551と比較をすると手を出しづらいと感じます。
T8iE MkIIも今回は見送りです。

今回は以上です。
XelentoとT8iE MkIIを候補から外したので、残るのはHS1551、DORADO、LYRA II、Awesome Truthとなります。

以下の記事も併せて参考にしてくださいませ。

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