骨伝導イヤホン AfterShokz Xtrainerz のレビュー

amahikasです。
今回は少し変わった製品を紹介します。AfterShokzというメーカーの骨伝導イヤホン(ヘッドホン)です。音楽を聴くことについては限られた予算の中で妥協をせずにいい音で聴くようにしていますが、ワイヤレス、骨伝導、カスタマイズなど様々な新しい技術にも興味を持っています。現状では有線でさほど不便を感じていないので、ワイヤレスへの移行は考えていませんが、将来的に音質が同等になれば新しい技術を採用した製品も買ってみたいと思っています。

この記事で紹介するAfterShokzというメーカーは骨伝導に特化した製品を継続して開発しているメーカーです。なお、AfterShokz Xtrainerzはメーカーから無償で提供していただきました。私のポリシーとして無償提供品であっても正直にレビューをする条件を快く承諾してくださいました。感謝申し上げます。
ということでいつも通り、忖度をせずに正直に感じたことを書いていきます。

AfterShokz Xtrainerz

初めてのメーカーですのでAfterShokzについて説明しましょう。AfterShokz は2011年10月にアメリカ・ニューヨークで設立された会社です。2001年にVoxtech社により開発された骨伝導技術を用いてイヤホンの製造を行っています。いわゆる一般的なイヤホンやヘッドホンは製造しておらず、あくまでも耳を塞がない骨伝導イヤホンを専門として開発/製造をしているようです。
2012年にBluezという製品を発表し、少しずつ改良を重ねているようです。現在はAeropex、Titanium、Air、Xtrainerzという製品がラインナップされていてそれぞれに用途が異なります。

Xtrainerz

Xtrainerzは4GBのストレージを内蔵していてIP68の防水規格に対応しています。Bluetoothなどでスマートフォンと接続して使うことはできず、ストレージに保存した音源を聴くという使い方となります。
使用する場面はジョギングやスイミングをしてるときに最適かと思います。特にIP68の防水規格に対応していて水深2mで二時間使用できることからスイミング中が一番合うでしょう。
公式サイトには「ワイヤレス」と記載されているのですがワイヤレス機能はありません。内蔵ストレージの音源を再生するため、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)も内蔵されている骨伝導イヤホンという呼び方が正しいかと思います。

私は以前にSONYのNW-WSシリーズという同じようなコンセプトの製品を使っていたことがあります。昔のことなので記憶が曖昧ですが型番はNWD-W273だったと思います。NW-WSシリーズは現在も続いてるようなので一定の需要はあるのでしょうね。
私も泳ぎ出すと1000Mから2000Mは泳ぐのでプールでかかっている当たり障りのない音楽を聴くよりも自分お好きな音楽を聴きながら泳ぐほうがモチベーションが上がります。

Xtrainerzの価格は二万円弱です。詳細については公式サイトを参考にしてください。

AfterShokz Xtrainerz 骨伝導ヘッドホンはIP68防水規格準拠で、水中でも豊かな低音と十分な音量をお届けします。想像を超えた骨伝導技術により、追従を許さない高音質を実現します。

試聴環境

Xtrainerzは単体で動作する製品のため、特に他の機器とは接続せずに試聴しました。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

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音の感想

水中で使うことが前提の製品なので普段の環境と比べると音質はだいぶ落ちます。まず、低域がほとんど出ていなくて中域も高いところは良く聞こえますが、低いところは聞き取りづらいです。
骨伝導型ならではの違和感はあまりありませんでした。むしろ耳を塞がないだけあって開放的な響き方をします。
低音については鳴らすのが苦手という印象を受けました。低い低音が量感たっぷりに録音されている音源だと音が割れて耳のあたりに振動を感じました。

外観と質感

写真をご覧くださいませ。

外箱と本体

外箱と本体

箱の開封と付属品

箱の開封と付属品

箱を開けると写真にあるように本体と付属品が入っています。付属品はポーチ、水泳用の耳栓、専用充電器、マニュアルです。ポーチはラバー製で防水性を考慮してあります。このポーチの中に水泳用の耳栓も入っています。泳ぐときに私が使ってるのと同じタイプなのがちょっと嬉しいです。

本体

本体

本体はブラックでこちらも表面はラバー素材を使っています。デザインはシックですが、防水性を高めるための工夫が各部位にしてあります。質感も良くて耳にかけていても違和感はありません。
ちなみに本体カラーはサファイヤブルーも選ぶことが出来ます。プールであまり目立つのも困るので、スイミングキャップと同じ系統の色を選ぶといいと思います。

電源コネクタ部

電源コネクタ部

充電器

充電器

本体の電源コネクタ部に専用の充電器を取り付けるようになっています。この状態でUSB A端子をMacやPCと接続すれば充電とデータ転送が可能になります。USB端子にも防水性を高める工夫がしてありますね。
汎用的なUSBケーブルのみで充電とデータ転送が出来るのがベストですが、防水性を考慮すると専用充電器になるのは致し方ないと思います。

使い勝手

一度、プールで使ってみましたが水中でもしっかりと聞こえます。耳を塞ぐタイプと比べると装着感は良好で体を動かしてもほとんどズレません。本体がラバー製なのが効果的ですね。前述のSONYの防水イヤホンはしょっちゅうイヤホンの位置を調整しないといけなかったことを考えると骨伝導技術を防水イヤホンに使うのは有りと感じました。
ただし、心配な点がひとつあってXtrainerzを使って泳ぐのは気持ちがいいのですが、音が結構漏れます。水中なので遮音性は気にしなくてもいいのですが、他の人に漏れていないか心配でした。
装着感は良好で45分ほど連続して使っても疲れたり痛くなることはありませんでした。とは言え、耳とアゴの間あたりに本体を当てるように装着するため、最初は違和感がありました。最初に自宅で30分ほど使用しましたが、私は10分ほどで慣れました。

操作は本体のボタンで行いますが、慣れれば問題なく使うことができました。ただ、曲飛ばしや曲戻りボタンを押しても同じ曲が再生されるなど、動作が少し不安定です。

まとめ

水泳をしているときに音楽を聴きたいと考えてる方にはお薦めの製品です。私自身もたまに泳ぐため、重宝しそうです。(イヤホンの使用についてはプールの係員に確認するようにしましょう)
ジョギングなど水中ではない環境で使う場合ですが、音漏れがするので注意が必要です。装着感が良く、体を動かしてもズレにくいためジョギングなんかにも合うと思いますが、音質については他の製品のほうがいいという印象です。
難聴などのリスクが高いため、私はやりませんがいわゆる寝ホンをする方にも良いんじゃないかと思います。骨伝導技術を採用しているので耳にも比較的優しいと思います。寝るときに使うのであればそんなに音質にこだわらなくて良いですしね。

骨伝導という技術を使っているため、一般的なイヤホンとは聞こえ方が少し異なります。また、耳とアゴの間に違和感があるという方もいると思います。可能ならば店頭などで試聴をしてから購入すると良いでしょう。