AKG N5005 ハイブリッド型イヤホン ファーストインプレッション

AKG N5005
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続いて音の感想を書いていきます。前に試聴を何度かした結果を記事にしていますので、こちらとあわせて読んでいただければと思います。

気ままに試聴 AKG N5005 イヤホン選び2017-2018年 その6
予定していたよりも長引いているイヤホン選びの続きです。 なかなか「これは!」と感じる製品がないのでしばらくPinnacle P1を使っていればいいかなという気になっていたのですが、ようやく好みに合う製品と出会うことができました。 今回感想を...

現在、メインDAPのCayin i5 DAPOPUS #3を修理に出しているので、友人に貸してもらったi5で毎日聴いています。i5はいつも通りLOW GAINでイコライザは無効にしています。音量は30から37といったところです。

購入をしてから60時間ほど鳴らしたかなと思います。いつものごとく二週間ほどは使ってないときでもお気に入りの曲で慣らしっぱなしにするつもりです。

初日は全体的にキレがすごいと感じました。個人的な好みでいうとちょっと強すぎるくらいです。OPUS #3と比べると音が硬めのi5で聴いてるからかもしれませんが、試聴時よりもキレてて硬めです。中域と低域以上に高域の硬さが気になりました。
3日目あたりから硬さが少し取れてきて、試聴時と近い印象になりました。しかし高域はもう少し時間がかかるかなという印象ですね。

最近、聴いている音源だと違和感はほとんどないのですが、昔の曲だと高域が刺さったり、音源の悪さがモロに目立つことがあります。メインで使っているヘッドホンのDT 1770 PROよりも音源にシビアという感じです。試聴時にも感じていましたが、実際に使ってみると想像よりもシビアでした。

一週間ほど使ってみて試聴時と比べてひとつだけことなる特徴がありました。
エコーの効果が強調されるように感じています。曲によってはやや誇張されているように感じます。
結果的に奥行きがいつも以上に広く感じられる音源があります。ジャンルや使用楽器など規則性はまだつかめていません。
先ほど音源にシビアと書きましたが、音源の録音状態がいまひとつなAC/DCの”Riff Raff”は今まで聴いたことがないくらい厚みがあって聴きやすいんですよね。
これまでの傾向と音の出方が違うのでちょっと戸惑っています。(笑)

音の特徴については引き続きしっかりとつかみたいと思います。

装着感

装着感は試聴時には最高レベルと評したのですが、実際に使ってみると私によく合うWestone 4Rほどではないという結論です。ただし、日常的に使う分には問題のない装着感が得られています。
N5005はAcoustuneのHS1551なんかと装着感が似ています。ステムが少し短めなタイプですね。この特徴ゆえに装着感がいまひとつと感じる方が多いようですね。これは納得できます。耳の入り口が広くて奥が狭い人には合うと思いますが、逆の人は装着感が悪いだけでなく、ちゃんとした音で鳴らない可能性があるのかなと思います。
傘の部分が長いイヤーピースであればもう少し装着感が上がるかなと思っているので、そのうちSpinfitのtwinblade CP240を試してみようかなと思っています。今のままでも十分と言えば十分ですけどね。

N5005のイヤーピースですが、普段使ってるSpinfit、ortofon、Acoustune AET07を試しました。
今のところSpinfitのMサイズが装着感も音も合ってます。ortofonは低域が控えめになるのと高域が曲によって刺さる傾向になりました。慣らしが終わったら音も変わる可能性があるので、もう一度試したいと思ってます。AET07はSpinfitと同じくらい良いのですが、Sサイズしか持ってないので装着感がいまひとつです。ステムが短いので高さが低いイヤーピースはいまひとつですね。

イヤピースは耳に入れてから少し下の方向に奥に入れてあげると低域がしっかりと出るようになり、装着感も上がります。入れ方が浅いと低域が抜けてスカスカな音になったりしますね。

音漏れと遮音性

遮音性は今ひとつです。遮音性があまりにも高いと外で使うのが怖いので、外の音が多少入ってくるのは問題ないと感じる私ですが、N5005はメインで使っているPinnacle P1やかつてのメイン機Westone 4Rよりも遮音性が悪いです。
結果的に音量を上げたくなるのですが、音漏れもPinnacle P1やWestone 4Rと比べると漏れるので、あまり音量を上げられません。

N5005を使うにあたってはしっかりと装着をすることじゃないかと思っています。しっかりと装着さえすれば出音も良いですし、遮音性が上がり音漏れも少しは改善されるのが今のところの印象です。

ケーブル

前述の通り、AKG純正CN120-3.5を使っています。試聴をした時の感想では標準のアンバランスケーブルとバランスケーブルも良い感じだったので、どれを使ってもいいかなと思っています。
AKG純正CN120-3.5だとより音の分離が良くなって解像力も上がります。モニター的な使い方に良いです。標準ケーブルは少しウォームになってリスニング寄りの聴き方をしたいときにいいです。
高域が硬いままだったら標準のバランスケーブルを使おうと思っています。

他社製のMMCXケーブルが使えないのは想定内でしたが、やはり手持ちのケーブルが使えないのは残念ですね。繰り返しとなりますが、独自仕様はやめて欲しいなということをまた書いておきます(笑)

Beat AudioからAKG独自MMCX対応のケーブル、Supernova MKIIが発売されました。37,900円と高価なので買えませんが、一度は聴いてみたいなと思っています。

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まとめ

試聴時の印象と違う点がいくつかあるので、少し戸惑っていますが、おおむね期待通りのパフォーマンスを発揮してくれています。最終的になんでN5005を選んだのかについては別記事で言及しますが、ユニバーサルタイプのイヤホン(IEM)で他ではなかなか聴くことのできない音を出してくれるので満足しています。もちろん、私の好みの音という前提もクリアしています。Pinnacle P1との使い分けも良い感じにできそうです。

今回は以上です。
いつも通り、1ヶ月ほど使ってみて正式なレビューを書きたいと思いますが、最近は筆が鈍りがちなのでもう少し長くかかるかもしれません。
以下の記事も合わせて参考にしてくださいませ。

気ままに試聴 AKG N5005 イヤホン選び2017-2018年 その6
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