使い勝手
まず小さくて軽いので携帯をするのはかなり楽です。
私が所有しているヘッドホンの中だとDENONのAH-MM400がもっとも小さいのですが、Aventho wirelessはさらに小さいです。
普段はDT 1770 PROを持ち歩いていますので、サイズと重量にはあまりこだわりませんが、荷物を少なくしたいときには重宝しそうです。
iPhoneとのBluetooth接続はとても簡単でした。音量も50%程度で十分だったので鳴らしやすいですね。
Aventho wireless用にサウンドパーソナライゼーション機能を搭載したスマートホン用アプリ「MIY」も早速使ってみました。
こちらも操作はわかりやすくて簡単でした。
MIYアプリを使って聴覚テストを行うのですが、静かなところで行わないと正確なデータは得られないようです。私はお試しで適当にやったのでMIYの効果を有効にしたら変な音になってしまいました(笑)
MIYアプリのiOS版は以下からダウンロードができます。
タッチパッドで音量調節や曲送りをしてみましたが、まだ不慣れなせいかいまひとつ操作がしづらいと感じました。
こちらはもう少し使い込んでからレビューしたいと思います。
装着感
装着感は非常にいいです。
オンイヤー型はあまり使わないのすが、耳に物が乗っているという独特の装着感があって私はあまり得意ではありません。やはり耳を覆うオバーヘッドタイプが安心します。
しかし、Aventho wirelessは側圧が緩すぎず強すぎずと絶妙なのでオンイヤー独特の装着感が少なくて快適です。
音漏れと遮音性
音量を大きめにして周りにいる人に確認をしてもらいましたが、音漏れはまったくしていませんでした。また、遮音性も高いです。
もう少し電車などで使い込んでみないとわかりませんが、現時点ではDT 1770 PROよりも音漏れと遮音性は優秀と感じています。
ケーブル
細めのケーブルが付属します。長さは1.2mで両端とも3.5mmです。
ヘッドホン本体側の3.5mmジャックは少し細めですが、変なクセはないので市販されているケーブルはほとんど使えるんじゃないかと思います。
前に所有していたSONYのMDR-Z1000用に購入したオヤイデのHPSC-35/1.3は問題なく接続ができました。
また、Twitterのフォロワーさんの報告によると「ORB Clear force 3.5 to 3.5 for M&D」と 「audio-technica HDC1133/1.2」は問題なく接続ができたとのことです。
付属のケーブルでも十分な音は出ていますが、最近はすっかりケーブルを買うのが好きになってしまったので(笑)、DT 1770 PROと相性がいいORBのClear forceは購入しようと思っています。
総括
冒頭で書いたようにDT 1770 PROだとかなり蒸れる季節のためのオンイヤー型のヘッドホンは前から欲しかったので、おおむね満足しています。
DT 1770 PROと同じ系統の音ですし、自分にとってはこれ以上の選択肢はないかなと思っています。
デメリットは価格だと思います。
同じaptX HD対応でSONYのWH-1000XM2は4万円を切ってますし、他のメーカーを見ても5万円を超える製品は少ないです。
私のように最近のbeyerdynamicの音に惚れ込んでいればいいのですが、そうではないユーザーにとっては価格競争力が弱いと感じてしまいますね。
価格についてはaptX HD対応にしたことも原因のひとつかなと思います。
今後のbeyerdynamicのロードマップは不明ですが、個人的にはDT1350の後継機としてワイヤレス機能がない製品にも期待したいです。
ケーブルが右側に接続されているのも違和感がありますが、それなりの理由もありますし慣れれば大丈夫かなと思います。
装着感は非常にいいのですが、イヤーパッドが少し薄いように感じます。もう少し厚みが増すと音のほうも落ち着いてくるのではないかと思いました。
サードパーティーから良さそうなイヤーパッドが出てきたら試してみたいと思います。
今回は以上です。
いつも通り、1ヶ月ほど使ってみて正式なレビューを書きたいと思います。
以下の記事も合わせて参考にしてくださいませ。
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