amahikasです。
ポタ研 2018冬のレポート2はFiiOのDAP(デジタルオーディオプレーヤー)とハイブリッド型のイヤホン(IEM)の感想を書いていきます。
試聴環境
試聴に使った機器は各製品の項目で記載していきますが、音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。
FiiO X7 MarkII
初代のX7は私も購入を検討しましたが、Cayin i5というより安価で出力も強い製品を見つけたので、購入はしませんでした。
今回発売されるX7 MarkIIは価格が8万円台となっています。初代X7は10万円を超える価格だったため、購入を見送った私にとってはかなり魅力的な価格です。
2018年3月まで一万円のキャッシュバックキャンペーンがあるようです。
X7 MarkIIは初代のX7と同じように別売りのアンプモジュールが着脱可能となっていて、高出力のアンプや好みのバランス端子を追加するという機能があります。
X7 MarkIIには嬉しいことに3.5mmの出力端子(同軸/光デジタル、ライン出力兼用)と、2.5mmのバランス出力端子が搭載されたモジュール(AM3A)が標準で装備されます。
仕様でやや残念なのはこの価格帯ながらBluetoothがaptX HDに対応していない点と4.4mmバランス端子のモジュールがない点です。
ただし、FiiO社もこの点は認識しているようでaptX HDやLDACについては今後の製品で対応していく計画とのことです。また、4.4mmバランス端子についても検討していきたいとのこと。
詳細は公式サイトを参考にしてくださいませ。
さて、試聴結果にいきましょう。
試聴結果
Flesh and The Power It Holds / Death
初代X7よりもパワーがあると感じました。音量が取れるというだけでなくやせた音になっておらず、力のある音になっています。
結果的に全体的に迫力が増してます。
初代X7も気に入っていましたが、X7 MarkIIは中域の量感が少し増えたという印象です。
音質についてはこれまで聴いてきたFiiO製品と同じ系統の乾いた素直なサウンドでした。
Bisso Baba / Bob James
この曲も良かったです。
飾り気のない音ですが、そこに魅力を感じます。
解像力は全体的に必要十分な高さです。
落ち着いていて丁寧な鳴らし方をするので、変な音を出さないという安心感があります。
また、変なクセもないです。
FiiO社のX5 3rdを前に聴いて、高域から中域に書けて少しクセを感じましたが、X7 MarkIIでは違和感はありませんでした。
Rio Rush / Fourplay
中庸でこれもいいですね。
素直な音で本当に好感です。
縦のレンジについてはものすごく広いというわけではないのですが、必要十分な広さと感じました。
個人的な好みでいうと高域はもう少し伸びて欲しいところです。乾いた音なので開放感はありますけどね。
低域の沈み込みについては十分な深さが出ていると思います。
こちらもものすごく低い重低音が量感たっぷりに鳴るというわけではありません。
極めて自然ですっきりとした低音だと感じます。
X7 MarkIIの試聴結果
待っている方が多かったので短めの試聴となりましたが、印象はとても良かったです。
X7 MarkIIとCayin i5(もしくはOPUS #3)が同じ時期に出ていたら私はかなり迷っていたことでしょう(笑)
初代X7でもうひとつと感じた出力は改善されていますし、価格も私が設定している10万以下におさまっています。
音については初代X7も気に入っていましたが、細かな点でブラッシュアプされていると感じました。これはDACチップをアップグレードしたことによる効果も大きいのかなと思います。
操作感も良かったです。タッチパネルの反応や応答もいいですし、メニューもわかりやすい構成でした。
なお、FiiO X7 MarkIIについてはTwitterのフォロワーさんがとても詳しく、わかりやすく記事を書いていますので紹介したいと思います。
購入を検討してる方にはとても有用だと思います。
FiiO F9 PRO
つぎは同じくFiiO社のハイブリッド型イヤホンです。
ダイナミックドライバ一基とBAドライバ二基の構成です。
F9 PROはCayin i5に直接接続して聴きました。
F9 PROの詳細については公式サイトを参考にしてください。
試聴結果
Rio Rush / Fourplay
低域が少し強めです。
高域は明らかに量が足りてなくてシンバル音があまり聞こえません。
音質的にはこれといった特徴はありませんが、自然で落ち着いた音と感じます。
Bisso Baba / Bob James
この曲も低音の量が多いと感じました。
シンバル音は前の曲よりも聞こえましたが、量が少ないのは同じです。
シンバル音の質はそこそこ細かくて滑らかでした。粗くなったり軽く聞こえることはありません。
Master of Puppets / Metallica
曲の持つ迫力は十分に表現できています。スピード感もありますね。
この曲では低域だけでなく中域も強いと感じました。
F9 PROの試聴結果
中低音寄りで自然な音を出す製品だと感じました。
音質的には全体的に乾いていて聴きやすい音でした。
ただ、低音もさほど量が多く、重低音が深く出るというわけでもないので、これといった特徴がない製品だなと感じました。
無難にまとめられた音なんですけどね。
音量は41から45で聴きました。
装着感はとても良かったです。
今回は以上です。
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コメント
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