気ままに試聴 イヤホン SIMGOT EN700BASS、Jomo Audio PLB Universal fit

イヤホン

amahikasです。
イヤホンの試聴が続きます。
今回のイヤホン選びは「雨の日に気軽に使えるイヤホン」を目標としていたんですが、Xelentoを聴いてからたがが外れてしまいました(笑)
現在はテーマを決めずにいろんな製品を聴いて選ぶことにしようと思ってます。

最終的には当初の目標の「雨の日に気軽に使えるイヤホン」に落ち着く可能性もありますが、主力のVE5Westone 4Rと同じくらい気に入る製品を探してみたくなりました。

今回聴いてきたのはSIMGOTのEN700BASSとJomo AudioのPLB Universal fitです。
SIMGOTは中国の新規メーカーで、レトロなデザインが印象的なイヤホンです。
写真で見るかぎりは大きくて私の耳に合わないかなと思っていたのですが、実物を見てみると意外と小さかったので聴いてみました。

Jomo Audioはシンガポールのメーカーです。
前にSambaを聴いてかなり印象が良いです。私が気に入っているEffect Audio社のケーブルを積極的に採用しているのも好感です。

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試聴環境

いつも通り、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)にはCayin i5 DAPを使用しました。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2017年2月版)
amahikasです。 昨年のうちに更新しておきたかったのですが、インフルエンザにかかってしまって更新ができませんでした。 今回は私がオーディオの試聴に使う曲をと聴きどころを紹介します。 ちなみに前回の更新は2015年10月でした。 ...

EN700BASS

EN700というモデルの低音域を強化したモデルです。
音以上にインパクトがあるのはデザインですね。
レトロな雰囲気があって個人的にはとても好きです。
価格のほうは14,000円弱です。
公式サイトは以下です。

EN700BASS BLUE 本日より発売開始 | IC-CONNECT【Astrotec COLORFLY IKKO OSTRY SOUNDAWARE 日本総代理店】
EN700BASS BLUEモデルを本日5月5日より販売開始致します。既存のモデルとの変更点としましては、本体カラーの他、イヤーチップが青色に変更され、ケーブルスライダーも追加となっております。この機会にぜひEN700BASSのサウンドに触れてみてください。EN700BASSの製品詳細はこちら

Rangers / A Fine Frenzy

低音の量が多く高域の量が少し物足りなく感じます。
中音域にはしっかりと量感があって音に厚みを感じます。

Bisso Baba / Bob James

低音は少し盛ってる感じがありますが、個人的には許容の範囲内です。
だだし、下まではそれほど出てないですね。レンジが広いわけではないと感じました。
高域は落ち着きがあって自然な鳴り方です。
シンバルはもう少し鳴って欲しいところですが、ピアノについては必要十分という印象です。
解像力はさすがに5万円から10万円の製品に比べると落ちますが、全体的にまとまりがあって聴きやすいです。
価格以上の能力を感じます。

Rio Rush / Fourplay

この曲には合いますね。
特徴は前の曲と一緒ですが、高域が聴きやすくなりました。

Master of Puppets / Metallica

中域に厚みがあって迫力が出てます。
低域はややこもる感じもありますが、音源もそれほど良くないのでこんなものかなと思います。
少なくともちょっと古めで音質もあまり良くないこの曲を鳴らすにはちょうど良いかなと感じました。

At The End Of The Day / Les Misérables

分析的に聴くのは向いていませんが、全体的に聴きやすいです。
音の伸びが良くて低域もそれなりに沈み込みます。
中音域と低音域ともに量感があって良いですね。

EN700BASSのまとめ

音については価格以上のものを感じました。
昨年の姪っ子のためのイヤホン選びで聴いた同価格帯の製品よりもいい印象でした。
装着感が良かったのも好印象です。頭を振ってもズレることがなく安心して使うことができます。
タッチノイズはなくてケーブルもいい感じでした。
プラグはデザイン、質感ともに良しです。

PLB Universal fit

Jomo AudioのPLB Universal fitですが、3BA 3WayモデルでPLBは”Pretty Little Bastard”の略だそうです。
価格は59,000円と少し高めです。
英語ですが公式サイトは以下を参考にしてください。

Access denied

Rio Rush / Fourplay

音の粒が細かくて全体的に滑らかです。奥行きもあって私の好みに合いますね。
前に聞いたSambaと同じような音の傾向と感じました。
低域の沈み込みは深いのですが、高域の量が少し少なめです。
特に印象的だったのはギターソロの音で、伸び方が良くて開放的に感じました。

Cayin i5で聴いても音が粗くなるようなこともなく好感です。
Vision Earsの音にも似てますね。

Bisso Baba / Bob James

この曲にも合いました。ピアノの高域がきらびやかでシンバル音もシャープです。
この曲でも低域の沈み込みが深いですね。
解像力はそれほど高いとは感じませんが、ひとつひとつの音を聞き取るのに苦労はしないので必要十分な性能は持ち合わせています。
高音域はあまり広くありませんが、低音域の沈み込みは良く、奥行きもあります。
中音域は強く主張はしないもののニュートラルに全体を支えるタイプです。

PLB Universal fitのまとめ

装着感は残念ながら今ひとつでした。
装着感が悪かったSambaよりもPLBは筐体が小さいので期待しましたが、常用できるレベルではないなと感じました。
ケーブルは至って標準的なケーブルでタッチノイズはありませんでした。
音量は45で聴きました。

まとめ

2製品とも気に入りました。
EN700BASSは価格も手ごろですし、ダイナミックドライバ型なので雨の日用という当初の目的にもばっちりと合う製品でした。
よりフラットな音と評判のEN700も聴いてみたいですね。

PLBは装着感が合いませんでした。
時間の都合で長く聴くことができなかったので再度トライしてみたいです。
Jomoの製品は音の傾向が好みに合うので今後も注目したいのですが、Vision Earsとも音が似ているので使い分けるのが難しいのが悩みどころですね。

今回は以上です。
引き続きいろんな製品を聴いてみます。

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