気ままに試聴 イヤホン Campfire Audio LYRA II、NuForce HEM6

イヤホン

amahikasです。
またイヤホンを試聴してきました。
今年は雨の日用に気軽に使うことのできるダイナミックドライバのイヤホンが欲しいなと思っているんですが、10万を超える価格のbeyerdynamic Xelentoを試聴していたら、ちょっと色気が出てきてしまいました。
主力のWestone 4Rを超えるイヤホンがあっても良いかなと思い始めています。
最終的に納得のいく製品があればですけどね。
ということで、最近は評判のいい製品や個人的に気になっている製品を気ままに試聴しています。

今回試聴をしたのはCampfire AudioのLYRA IIとNuForceのHEM6です。
LYRA IIはダイナミックドライバー型イヤホンで価格は9万円弱です。
一度、友人に聴かせてもらって印象が良かったので再度挑戦です。
NuForceのHEM6はバランスドアーマチュアを3つ搭載したモデルです。
HEMシリーズは評判が良いこともさることながら、形状がWestoneのユニバーサルタイプイヤホンに似ているので気になっていました。
この形状とサイズであれば私の難しい耳でも装着感が合いそうです。

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試聴環境

いつも通り、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)にはCayin i5 DAPを使用しました。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2017年2月版)
amahikasです。 昨年のうちに更新しておきたかったのですが、インフルエンザにかかってしまって更新ができませんでした。 今回は私がオーディオの試聴に使う曲をと聴きどころを紹介します。 ちなみに前回の更新は2015年10月でした。 ...

なお、Cayin i5 DAPを感度の高いイヤホンと組み合わせると高域が粗くなりがちということがわかってきたので、今回はデジタルフィルターをスーパースローにしてあります。

LYRA II

Bisso Baba / Bob James

低音は下までよく出ています。
高域は中音域と低音域に埋もれることなくしっかりと鳴っていて粗さも感じないですね。
ひとつひとつの音の粒も細かくて滑らかです。
特にピアノの余韻の残り方がいいと感じました。

Rio Rush / Fourplay

この曲では高域がやや人工的に感じました。サブで使っているヘッドホンのMM400にちょっと似ています。
低音はやや大人しめで包み込むようなベースの表現が少し薄いと感じます。
全体的にはフラットに近いバランスで中域も必要以上に主張しないのは好感です。
音質はリスニングというよりもモニター系の音に近いように感じます。

Master of Puppets / Metallica

最近、Cayin i5とイヤホンの組み合わせだとこの曲が鬼門になることが多いのですが、良い感じに聴くことができました。
高域はシンバル、スネア、ギターリフともにナチュラルに鳴っています。特にシンバルの余韻が良い感じに残るのとギターソロに透明感があってきれいです。
中域は少し量が少なくて迫力が物足りないとも感じます。
低域は無理に出さずに音源のとおりに鳴らしてるという印象です。

At The End Of The Day / Les Misérables

冒頭のパーカッションと歓声は問題ないです。クラッシュシンバルがやや耳につきます。
オーケストラの中でもコントラバスの沈み込む低音がよく表現されています。
中音域と低音域は音源に入っていればちゃんと出すという印象です。
全体的に音の分離も良いです。

Flesh and The Power It Holds / Death

出だしのギターが奏でるメロディーがきれいです。ディストーションもうまく表現できてます。
この曲は全体的に高域が目立ちました。低音は少し弱めですね。

Rangers / A Fine Frenzy

うねるベースとシンバル、アコギがうまく表現されてます。
シンバルはやや人工的だが耳につくことはありません。
全体的にやや高域寄りと感じますが、曲の雰囲気がよく出ています。

LYRA IIのまとめ

音量は48から54の間で聴きました。最後のほうは巣コス音量を上げすぎたかも知れません。装着感は今ひとつでした。ケーブルが耳にフィットしないので安定しないです。
また、私の耳には丸い筐体のほうが合うのかなと始めて思いました。筐体が角張ってると収まりが悪くなるようです。

音については少し中音域と低音域が足りないと感じましたが、高域が好みだったのでVE5との使い分けをするにも良いかなと感じました。
中音域と低音域も不自然に少ないというほどではありませんしね。

HEM6

Bisso Baba / Bob James

一聴して低域が目立ちすぎると感じました。高域があまり聞こえないですね。
全体的に滑らかで音の質は悪くないと思うんですが、バランスは好みではないです。
解像力もそれほど高くはないという印象です。
聴き疲れはしないのでリスニングに向いてますかね。

Rio Rush / Fourplay

この曲のほうが合うようで高域も少し見通しが良くなりました。
ただ、アタック音が強すぎてシンバルとスネアの音が少し粗くなりますね。

Master of Puppets / Metallica

この曲は高域が少し足りないもののよくまとまって聞こえました。高域の粗さもないです。
メタルのほうが合うかなと思いますが、同時に少しこもる感じもあります。

まとめ

LYRA IIは印象が良かったんですが、HEM6は好みに合いませんでした。
普段はDT 1770 PROを使っているのでハードルが自然と上がってしまってるのですが、価格を考慮しても欲しいなと思うほどではありませんでした。

LYRA IIは音は気に入ったものの装着感が合いませんでした。イヤーピースで変わる可能性もありますが、どちらかというと筐体の影響が大きいのかなと感じました。
それとCampfire Audioは製品のサイクルが早く、発売後数ヶ月でかなりの安売りをするのでメーカーとしての信頼感はいまひとつです。
買うとしても発売後数ヶ月は様子を見ないと後悔しそうなので慎重に値動きをリサーチしてから買うようにします。

今回は以上です。
引き続きいろんな製品を聴いてみます。

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