DITAの製品名をなかなか覚えられないamahikasです。
春のヘッドフォン祭2017のレポートその3はDITAのイヤホンの感想です。
イヤホン選びも細々と続けていますが、高価格な製品を聴いてもなかなか満足できる製品に出会っていません。
急ぐわけではない(というか、お金がありません)ので引き続きいろんな製品を聴こうと思っています。
今回試聴をしたDITAのイヤホンは、ダイナミックドライバーを搭載していて評判も良いので聴いてみました。
試聴環境
試聴環境を紹介しておきます。
イヤホンは私がメインで使っているDAP(デジタルオーディオプレーヤー)のCayin i5 DAPに直接接続をして聴きました。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。
それでは試聴結果にいきたいと思います。
DITA Answer
DITA社のイヤホンの中では約4.5万円と一番安いモデルです。
今回はこれくらいの価格に収めたいです(笑)
Rio Rush / Fourplay
高域が少し粗くなります。シンバル音だけでなくスネアのアタック音も軽いですね。
低域はウォームで聴きやすいです。沈み込みはそこそこですが、
解像力はさほど高くありませんが、全体的に自然な音で心地良いです。
At The End Of The Day / Les Misérables
この曲も冒頭のパーカッションと歓声が粗く聞こえます。
中域と低域はもう少し解像力が欲しいものの、価格を考えると悪くないと思います。
オーケストラの音は良くまとまっていてゆったりと聴くことができます。力強さも感じますね。
Master of Puppets / Metallica
Cayin i5とイヤホンの組み合わせで聴くと、最近はこの曲が鬼門になることが多いです。
Answerも高域が粗くなってしまいました。
曲の迫力は出ていて中域と低域については問題ありません。
AnswerはXelentoなどのように中音域と低音域の解像力が高くてものすごく細かく聴くことができるわけではありませんが、ほどよい解像力とウォームさがあると感じます。
DITA Answerのまとめ
まず、装着感がとても良かったです。耳の奥までイヤーピースをしっかりと入れてフィットしました。
私の難しい耳にも合うのはとても嬉しいですね。
ケーブルの着脱はできませんが、そこそこの柔らかさで絡みづらかったです。タッチノイズもなく好印象ですね。
プラグやY字分岐部分もシックなデザインで好みです。質感も良かったです。
全体的に良くまとまった製品という印象でした。
音量は44で聴きました。
音についてはもう少し解像力が高いと理想的なんですが、価格を考えれば健闘していると思います。実際、私が使っているWestone 4Rと比較をしても劣るようには感じませんでした。
DITA Dream
DITA Dreamは五月に発売される新しいイヤホンでDITAシリーズのフラグシップとなります。
20万円もするので私は買えないのですが、20万円くらいになると音がどのように変わるのか興味があったので聴いてみました。
DITA DreamはVan den Hul社のケーブルを採用していて着脱も可能になっています。
またプラグも交換可能となっているのが面白いです。3.5mm3極(ステレオミニプラグ)と2.5mm/4極バランスにプラグ交換が可能で将来的には4.4mm5極交換用プラグもオプション販売をするとのことです。
詳細は以下を参考にしてください。
Master of Puppets / Metallica
Answerと比べると解像力が全体的に向上していて私の好みに近づいてると感じます。
ただし、高域が粗くなる点はほとんど変わらないです。
At The End Of The Day / Les Misérables
この曲に関しては高域の粗さがほぼなくなりました。良い感じに鳴ってくれてますね。
オーケストラについてはAnswerと同様にうまく表現するなと感じました。弦の低い音の響き方なんかはかなり良かったです。
解像力はXelentoのほうが良かったですけど、音の響き方なんかは得意なんだなと感じます。
Rio Rush / Fourplay
Answerと比べるとスネアのアタック音が良くなってますね。シンバル音は少し粗いのが残りますが、向上はしてます。
DITA Dreamのまとめ
DITA Dreamも装着感が良かったです。着脱式ケーブルの部分が大きくなってるせいかDreamよりもAnswerのほうが個人的には合いました。
Dreamのケーブルは少し硬めです。Answerのケーブルとは違ってヨリ線でさらに絡みづらいという印象です。
デザインはAnswerと同じ傾向で、こちらのほうが高級感と質感は上です。
音量は46から48で聴きました。
音のほうはAnswerよりも良くなっているものの20万という価格差ほどの違いは感じませんでした。
まとめ
DITA Answerは新しいDAP(OPUS #3の予定です)を購入してからもう一度聴いてみたいです。
ケーブルが着脱できないのはデメリットですが、ケーブルの質も良さそうですし、この価格なら問題ないかなと思います。
むしろ、私がメインで使っているWestone 4RやVE5とも異なる音質なので使い分けができることに魅力を感じます。
もちろん二度試聴をしているXelentoにも魅力を感じますが、Xelentoと比較をしても解像力が劣るくらいで、その他は満足できそうなので今回のイヤホン選びにはちょうど良いのかなと思っています。
Dreamについては20万円弱という価格ほどの音質を感じることができませんでした。
着脱式のケーブルとプラグを採用していますので価格が上がるのは仕方がないとしてもちょっと上げすぎかなという印象ですね。
今回は以上です。
以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。
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