amahikasです。
少し前のことになりますが、開放型ヘッドホンのDT 1990 PRO用ケーブルを購入したので感想を書きたいと思います。
DT 1770 PROとDT 1990 PROの純正ケーブルは質が良くて気に入っています。
ただ、DT 1770 PROの場合は、ケーブルが長すぎる(3m)ので携帯する時のためにADL iHP-35X IIを購入しました。
ADL iHP-35X IIは純正ケーブルに音が近いので現在も気に入って使っていますが、DT 1990 PROには少し音色の変わるケーブルが欲しいと考えていました。
そこで購入したのが今回紹介をするORB社のClear force mini XLRです。
ORB社のClear forceシリーズは過去に何度か試聴をしていますが、購入には至っていません。
これまで聴いてきたイメージだと中域の量が増えて全体的に濃いめの味つけになるという印象でした。
私はどのようなポータブルオーディオ製品でも縦のレンジが広く、中域がしっかりと曲を支える音を好んで選んでいます。音源を忠実に再生する製品が好きと言うことです。
ただ、音源に忠実ということを明確に理解するのはほとんど無理と思っていますので、あくまでも自分がイメージした音源のバランスや音質を大きく変えないということなのかなと思っています。
他の候補との聞き比べ
今回は購入前にTwitterのフォロワーさんに協力をしてもらっていくつかのケーブルを同時に聞き比べしました。
ケーブルの試聴はとても難しいので落ち着いた自宅で試聴をできる機会は大変助かりました。
Cardas Cross Cable 5ft Mini-XLR
まずはCardas Audioのケーブルです。
高音が自然でとてもきれいでした。開放的でよく伸びますね。
DT 1990 PROは音源に忠実な音を出すので曲によって聴きづらくなってもいいんですが、Cardasのケーブルと合わせると聴きづらくなるということもあまりなく耳障りのいい音になりました。
低音は純正ケーブルよりも量がやや少なめ。中域は純正ケーブルとほぼ同じと感じました。
よって、少し高音寄りのバランスになるんですが、メタル系の音楽で迫力が損なわれると言うことはありません。
ORB Clear force mini XLR
高音は純正ケーブルよりも明るくはっきりと出るようになりました。人工的な音になる一歩手前のところかなと感じます。
純正ケーブルでも高域は上までよく出てると思うんですが、Clear Forceだともう少し上まで出るようになりますね。
中域はやはり厚くなって低音は少し量が増える印象です。
ロックやメタルのように迫力のある音楽により合うと感じました。
Brise Audio STD001HP
ブリスオーディオはいくつかヘッドホン用のケーブルを出してるんですが、今回聴いたのは一番安価なモデルです。上を見出すとキリがないのでこの辺が私の限界ですね。(笑)
低音の量が少し多く、下まで出るようになりましたが、やや不自然な音に感じました。
高域と中域ではDT 1990 PROの抜けの良さがなくなり、やや平面的な音に聞こえます。
ただし、縦のレンジは一番広く感じました。高域も低域もよく伸びてます。
次ページに続きます。
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