いい音を聴いてきちゃってホクホクのamahikasです。
いやぁ、いい音を聴くとそれだけで幸せな気持ちになりますね。ちょっとテンションも高めです(笑)
前回はJBLの高級Bluetoothスピーカーを紹介しました。
今回は小型スピーカーをいくつか聴いてきたので感想を書きたいと思います。
今回のスピーカー選びの選定条件や候補については以下の記事に書きましたので参考にしてください。
試聴環境
今回も店頭試聴です。
アンプはDENONのDRA-100でプレーヤーやiPhone 7 Plus。アンプとiPhoneはBluetoothで接続しました。
試聴にはいつもの試聴曲を使っております。
試聴結果
DALI ZENSOR PICO
ZENSOR PICOはデスクトップオーディオ用のスピーカーとして人気がありますね。
設置スペースが厳しい我が家でもこのサイズならと思っています。
音の印象ですが、高音はさほど不満がありませんでしたが、中域と低域に深みがなく平面的に聞こえました。
主音量且つ近距離で聴くにはいいかもしれませんが、今回私が求めている音とは違うなと感じました。
DALI ZENSOR 1
ZENSOR 1はZENSOR PICOの兄貴分ですね。Web上で情報収集をしたかぎりではZENSOR 1が本命かなと個人的には思っています。
試聴結果ですが、PICOほどではないものの中域と低域に違和感がありました。
高域については前回試聴をしたJBLのAuthentics L8よりもきれいで好みです。
ただし、中域と低域はPICOと同様に違和感がありました。
結果的に現在のAVアンプとEclipse TimeDomainシリーズよりもいいとは思えませんでしたし、JBLのAuthentics L8のほうが心地良く音楽を聴くことができると感じました。
TANNOY Revolution XT Mini
次にTANNOY社の小型スピーカーを聴いてみました。
サイズで言うとZENSOR 1よりも少し大きいです。
一聴してかなり驚きました。
まず、このサイズのスピーカーからこのような音が出るのが不思議です。
ZENSOR PICOと1で感じた違和感はなくなり、私がイメージする音が出てきました。
中域と低域がかなり良くなって自然で深みのある音になり、奥行きも出てきました。
高域についてはやや人工的に明るくはっきりとした音に聞こえましたが、許容範囲ですね。
これだけ豊かな中域と低域を聴かせてくれるなら我慢できるかなと思いました。
DALI OPTICON 1
サイズと価格はTANNOY Revolution XT Miniと同等です。
このOPTICON 1はRevolution XT Miniで感じたやや人工的な高音がより自然に表現されていて、私の好みに近いと感じました。
ひととおりの試聴曲を聴きましたが、違和感はまったくなく、聴いていて心地良いなと感じさせてくれました。
中域と低域についてはRevolution XT Miniとあまり差を感じないんですが、高域はOPTICON 1のほうが自然な音に聞こえますね。
特に良かったのがQueenの”Millionaire Waltz”です。ベースの音が非常に生っぽくて、体を包んでくれるように鳴らしてくれました。
B&W CM1S2
次にB&Wのスピーカーを聴きました。
両親の自宅にB&Wのブックシェルフスピーカーがあって、年に一回ほど聴くんですが、現状で私が聴く音楽と音の好みを考えると一番いいかなと思ってるのがB&Wのスピーカーです。
実際に聴いたことはないのですが、CM5S2、805 D3が一番好みに合うと夢想してるんですが、高くて手が出ません。(笑)
CM1S2は期待通りの音で文句なしでした。
ただし、今回の予算(アンプ+スピーカーで15万円以内)では厳しいですね。
大好きなヘッドホンのP7のような音を聴かせてくれましたが、先に聴いたOPTICON 1やRevolution XT Miniに比べると割高と感じました。
OPTICON 1とRevolution XT Miniは7万円から8万円ですが、CM1S2は10万円を超えます。
B&W 686S2
B&Wのスピーカーで7万円前後の製品を聴いてみました。
DALIのOPTICON 1やCM1S2と比べると全体的に解像力が落ちました。
前述のQueenの”Millionaire Waltz”を聴いたら出だしのベース音が明らかに引っ込んで聞こえました。
ひいきにしているB&Wですが、今回は見送りですかね。
まとめ
タンノイのRevolution XT MiniとDALIのOPTICON 1が良かったです。
アンプと合わせても今回の私の予算に合います。
問題はサイズです。
前回の記事にも書きましたが、アンプとスピーカーを置く場所はかなり限られているので、Revolution XT MiniとDALIのOPTICON 1も少々大きいのが現実です。
ZENSOR PICOあたりが限界なんですが、一緒に試聴をした妻と話しをしたところ、これだけ音に違いがあるなら50インチのテレビを置いているラックを大きくしようかということになりました。
妻を試聴に連れて行って正解でした。(笑)
まだどうなるかわかりませんが、XT MiniとOPTICON 1にかなり惚れました。
現在使っているEclipse TD508系のスピーカーの前に私が購入したスピーカーというとパイオニアのS-99twinXです。1990年の製品ですね。
1990年当時に比べると時代も変わってますし、私が聴く音楽も変わってるんですが、こんなに小さいスピーカーからこれだけの音が出るというのは驚きでした。
最近はポータブルオーディオの進歩に驚くことが多かったんですが、スピーカーも相当進化してますね。
まだ試聴をしていないメーカーもありますので、もう少し時間をかけますが、現時点ではDALIのOPTICON 1を自宅にお迎えしたいなと思いました。(笑)
高域がよく伸びて、低域も沈み込みます。私が良くいう縦のレンジが広いんですね。
メタルを中心に聴いていた頃と違ってジャズやフュージョンを楽しむとなると高音が欲しくなってます。
OPTICON 1とXT Miniともにモニター系の鳴り方ではなく、深みや奥行きを感じさせてくれるのでリスニングに適した音だと感じました。
どちらも解像力は高いので各楽器や音は分離されていますが、音楽を心地良く聴くことのほうを優先している製品だと思います。
今回は以上です。
期待して以上の結果を得ることができて非常に満足しました。
とは言え、自宅で同じ音が鳴るかというとそうでもないのがスピーカーの難しいところです。ヘッドホンやイヤホンであれば店頭で試聴したのとほぼ同じ音が出るんですが、スピーカーは部屋の大きさや構造、音量によって聴感が変わると経験しています。
PIEGAやDYNAUDIOなど、他にも良い製品がありそうなので慎重に選びたいと思います。
以下の記事も参考にしてくださいませ。
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