気ままに試聴 イヤホン Acoustune HS1501 AL、HS1551 CU

イヤホン

amahikasです。

ここのところ、ゆっくりと店頭試聴をできる時間が取れなくてストレスがたまってるんですが、久しぶりに時間ができたので評判の良いAcoustuneのHS1501とHS1551を聴いてきました。

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Acoustune HS1501、HS1551

Acoustuneは2013年に設立されたメーカーです。
設計は日本、開発は香港、生産は主に中国で行っているそうです。
HS1501とHS1551は最近発売された製品ですが、HS1003、HS1004、HS1005とこれまで発売されてきた製品も高い評価を得ています。

HS1501 ALは音響チャンバー部にアルミニウムを採用し、HS1551 CUは音響チャンバー部に真鍮を採用しています。HS1501はブルー&シルバーの一色展開、HS1551はブルー&ゴールドとバーガンディ&ゴールドの二色展開です。バーガンディは聴き慣れない色ですが、ワインレッドに近い色で、茶色みの強い深い赤となっています。
HS1501は4.5万円弱、HS1551は5万円弱という価格です。

詳細については公式サイトを参考にしてくださいませ。

403 Forbidden

試聴環境

HS1501とHS1551をOPUS #3と直接接続して試聴しました。
OPUS #3の設定ですが、ゲインをノーマルにしてます。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2017年2月版)
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なお、直前までRE800とOPUS #3という環境で聴いてました。

HS1501の試聴結果

Bisso Baba / Bob James

RE800の直後に聴いたせいか、低音域の量感が目立ちます。
中音域も主張が強くて厚みがあります。

全体的に中低音寄りのバランスですが、高域もそこそこ鳴っていて好印象です。ただ、やや埋もれていると感じます。音量を上げても音が粗くならずに滑らかに聴くことができるのがいいですね。音量を上げると低音のほうが聴きづらくなりました。

音質はリスニング寄りでウォームな音です。
解像力はさほど高くありませんが、価格を考えると十分な性能と感じました。

Flesh and The Power It Holds / Death

ヒステリックなギターがうまく表現されています。
この曲の迫力はよく出てますし、細かく聴くことも可能ですね。解像力と聴きやすさのバランスが良いと感じます。
全体的に滑らかさがあってナチュラルな音です。音のつながりも自然です。

他の製品に比べて驚くほどスピード感があるわけではありませんが、無難に表現はできていて、この曲を聴いても違和感はありません。

Rio Rush / Fourplay

この曲ではややこもりがちに感じました。
全体的にゆったりと気持ち良く聴くことはできるんですが、低音の主張が強いので、高域のシンバルとピアノが少し埋もれているように感じます。
音場はそこそこ広くてベース音に包まれる感覚は気持ちがいいですね。

At The End Of The Day / Les Miserables

冒頭のパーカッションと歓声は少し聞き取りにくいです。
オーケストラには迫力があっていいですね。音に深みもあって弦楽器が特によく合います。
演奏全体のパフォーマンスとして一体感がうまく表現されているのと同時に、音の分離も良くてバランス良く共存してると感じます。

ただ、高域は上まであまり出ないので天井は低く感じます。ややこもるところもありますね。無理に高域を上まで出そうとすると粗くなったり、人工的になったりするので、あくまでも自然に鳴らしているのは好印象。

Master of Puppets / Metallica

非常にいいです。イヤホン(IEM)でこの曲がこれほどいいのは久しぶりですかね。
迫力は表現できてるし、シンバルも粗くなりません。
ギターとベースリフのユニゾンが分厚くて気持ちがいいです。私がメタルに感じる魅力のひとつです。
ひとつだけ気になったのはスネアの音がやや軽くなることです。

Crush / Kelly Sweet

ゆったりと聴くことができて心地いいですね。
特に量感のある低音の包み込み方が優しくて好きです。
高域ですが、女性ボーカルとアコギも密度が下がったせいか聴きとりやすくなっています。埋もれることもないです。

HS1501のまとめ

HS1501とOPUS #3

高域は少し物足りなさを感じますが、全体的な聞き心地は良くて低音が好きな人には合うと思います。私が所有しているVision EarsのVE5、Westone 4Rよりも低音域と中域の量感があるので、うまい具合に使い分けもできると感じました。
やはり低音域と中域の量感が魅力的な製品だと思います。
解像力はもう少し欲しいところですが、価格を考えると十分でした。VE5にはかないませんが、Westone 4Rより若干低いかなという程度です。

音量は128から135で聴きました。イヤホンとしては平均的かやや鳴らしづらい部類かと思います。

次ページはHS1551の感想です。

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