amahikasです。
昨年、SHANLINGの代理店のMUSIN様からM6をお借りしてレビューを書きましたが、今回はM6 Proをお借りすることができました。製品名に「Pro」と入った製品のほうがフラット且つ分析的な傾向にあるため、個人的には気に入ることが多いです。ShanlingからM6 Proが発売されると聞いてから楽しみにしていました。
私自身も店頭やイベントで試聴をすることができなくて退屈してますが、M6 Proに興味がある方に少しでも参考になればと思って感想を書いていきます。
SHANLING M6 Pro
先にレビューをしたM6と比較をしてみましょう。
M6 Pro | M6 | |
---|---|---|
本体サイズ | 71×17.5×133.5 mm | 71×17.5×133.5 mm |
液晶 | 4.7インチ Sharp 製 IPS 1600万色 | 4.7インチ Sharp 製 IPS 1600万色 |
重量 | 244g | 228g |
OS | カスタムAndroid 7.1 | カスタムAndroid 7.1 |
対応フォーマット | DSF / DFF / ISO / DXD / APE / FLAC / WAV / AIFF / AIF / DTS MP3 / WMA / AAC / OGG / ALAC / MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8 | DSF / DFF / ISO / DXD / APE / FLAC / WAV / AIFF / AIF / DTS MP3 / WMA / AAC / OGG / ALAC / MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8 |
対応形式 | 768 kHz / 32bit までの PCM DSD256 までのネイティブ再生 | 768 kHz / 32bit までの PCM DSD128 までのネイティブ再生 |
ゲイン設定 | Super High / High / Low | High / Low |
ストレージ | 本体内蔵32GB microSD 最大512GB ※理論上は2TBまで対応 | 本体内蔵32GB microSD 最大2TB |
DAC | AK4497EQ Dual | AK4495SEQ Dual |
オペアンプ | ADA4610-2 OPA1662 | ADI AD8397 OPA1612 |
Bluetooth | Version 4.2 | Version 4.2 |
Bluetoothコーデック | LDAC、SBC、 HWA、aptX HD、aptX | LDAC、SBC、 HWA、aptX HD、aptX |
Wi-Fi | 2.4G/5G | 2.4G/5G |
バッテリー | 4000mAh シングルDAC 13時間 デュアルDAC 9時間 バランス 8時間 | 4000mAh シングルエンド 12時間 バランス 9時間 |
CPU | Snapdragon430(Octa-Core) | Snapdragon430(Octa-Core) |
RAM | 4GB | 4GB |
充電 | QC3.0対応 | QC3.0対応 |
USB | USB-TypeC DACモードあり | USB-TypeC DACモードあり |
その他 | DAC切替モード Shanling FPGA | Shanling FPGA |
サイズや基本的なスペックに大きな変更はありませんが、DACがAK4495SEQからAK4497EQに変更されています。AK4497EQはCOWON PLENUE2やA&ultimaのSP1000 SS、PAW Gold Touch、SONY DMP-Z1、Cayin N6ii/A01、FiiO M11 Proなどにも採用されています。オペアンプのチップも変わってますね。この辺はメーカーの意図する音を出すための変更なのでしょう。ゲイン設定についてもM6が二段階なのに対してM6 Proは三段階になってます。M6 ProにはDACモードをシングルとデュアルに切替る面白い機能もついてます。シングルDACで聴けばバッテリーの持ちが良くなります。音質への影響は実際に聞き比べてみたいと思います。
本体の材質が影響してると思いますが、本体重量も少し重くなっています。
M6 Proは5月15日に先行でFUJIYA AVICから発売されました。価格は税込みで86,900円です。採用しているDACと価格を見るとFiiOのM11 Proと真っ向勝負を挑んでる感じですね。
SHANLING M6 Proの詳細については公式サイトを参考にしてくださいませ。
試聴環境
いつもの通り、試聴環境と試聴曲から紹介していきます。
試聴に使った機器
以下の機器を試聴に使いました。
- M6 Pro → DT 1770 PRO
- M6 Pro → DT 177X GO
- M6 Pro → DT 1990 PRO
- M6 Pro → IE 400 PRO
通常、この時期ならイヤホンを中心に聴くんですが、外出をほとんどしてないため、主力のヘッドホンを中心に聴きました。イヤホンはN5005が修理中のため、IE 400 PROを主に使いました。
各種設定
M6 ProはM6と同じく、5つのデジタルフィルターから選択することができます。
Sharp Roll-off、Slow Roll-off、Short Delay Sharp Roll-off、Short Delay Slow Roll-off、Super Slow Roll-offです。
各フィルターの違いはあまり感じることはできませんでした。よく使ったのはShort Delay Slow Roll-offです。ゲインはLow、High、TurboModeの三つから選択することができます。私はHighを使いました。イコライザー類はすべてオフにしてあります。
バーンイン(エージング)の状況ですが、音の感想を書く時点で100時間以上鳴らしました。
使用した再生アプリはN6iiとDX220でも使ってるNeutron Music Playerです。設定についても同じにしてあります。
試聴曲
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。
音の感想
まずは私がメインで使用している密閉型ヘッドホンのDT 1770 PROで聴いた感想を書いていきます。ところどころN6ii/E01 Aモードとの違いも書いていきます。
Golden Faders / Fourplay
フラットに近いバランスで下からベース、ギター、シンバルの音がバランス良く聞こえます。私が好きなシンバル音も滑らかで生々しさもあります。演奏者のちょっとしたタッチの違いも感じられ、金属音の響き方が特にいいです。
N6ii/E01に比べると低域が少し控えめです。その分、高域がよく目立つようになってます。M6に比べると全体的にすっきりとした聴感になっていてより私の好みになってますね。
Bisso Baba / Bob James
冒頭のベースはやや量感が少ないもののキレがあって大変よろしいです。この曲でも高域の良さが目立ちます。ピアノとアコギの高い音、シンバルが気持ち良く鳴ってくれます。元々、開放感のある高域を鳴らす1770ですが、その1770の特徴が引き出されてます。
音場についてはN6ii/E01と比較するとやや深さ(奥行き)が足りないと感じますが、平べったいと感じることはありません。N6ii/E01は全体的に性能が高いのは当たり前として、奥行きと背景の黒さが他製品と比べても高いと感じてるので、M6 Proのレベルでも不満に感じることはないと思います。
At The End Of The Day / Les Miserables
冒頭のパーカッションと歓声は実に細かく滑らかに鳴らしてくれます。オーケストラのスピード感のある表現力も高いですね。ウォームさや温もりよりもキレのほうが重視されているように聞こえます。低い弦楽器の音はN6ii/E01に比べると物足りないところはあります。そういう点でも中域の低いところと低域の量感はN6ii/E01のほうが多いと感じるもののキレやスピード感についてはM6 Proもよく健闘していてN6ii/E01と比べても劣ってるとは感じません。むしろ優秀です。
Flesh and The Power It Holds / Death
メタル系の曲だとN6ii/E01と比べて遜色はないです。音の密度と情報量を十分に下流に送ってますし、スピード感や迫力も表現できてます。ドラムのアタック音が強めで、低域にキレがあるのもいいです。ザクザクといたギターリフもどちらかと言えばドライな傾向にあって私好みです。シンバル音が埋もれることなくちゃんと聞こえるのもいいですね。
Master of Puppets / Metallica
この曲では音源の悪さを感じさせずに鳴らしてくれます。もう少し中域が控えめですっきりとしていてもいいのですが、ギターリフが分厚く聞こえます。
この曲もN6ii/E01と比較をしても遜色ないです。
Crush / Kelly Sweet
しっとりとした女性ボーカルも聴いてみました。こういう曲だと背景の黒さや奥行きはN6ii/E01のほうが上だなと感じますが、価格差を考えるとM6 Proもしっかりと1770を鳴らせてると感じます。バックで流れるアコギは繊細で、包み込むようなベース音はキレもあります。ボーカルは必要以上に前に出てくることはないです。
Rangers / A Fine Frenzy
冒頭のベース音とシンバルのシャキシャキとした音が気持ちいいです。特にベースですね。ウォームで包み込むような音とキレのバランスがいいです。この曲ではドラムのアタック音と音の抜け方が気持ちいいと感じました。特にスネアがいいです。
Near the End / Mat Zo
最後にトランスを聴いてみましたが、この曲ではちょっと音場に差が出ました。前後左右ともにN6ii/E01のほうが広いですね。高域についてはN6ii/E01と同じくらい開放的で上のほうまでよく出てますが、低域はやや物足りないです。量感ではなくて下まで出てないと感じます。
SingleとDual DACモードの違い
M6 Proの珍しい機能のひとつにDACをシングルとデュアルで切替る機能があります。密閉型ヘッドホンのDT 1770 PROを3.5mmシングルエンド端子に接続して聴いた感じではデュアルのほうが好みでした。シングルDACモードだと音の全体像が前に迫ってくるのと、左右の広がりが間延びしてるように聞こえます。デュアルDACモードは普段、私がスピーカーやN6ii、DX220で聴いてる感覚と近くて、シュとなる楽器(ボーカル含む)が真ん中もしくは中央に位置して、前後に位置する楽器がわかりやすいです。また、左右についても無理に広がった感じがなく、左右の遠い位置でなる音はちゃんと聞こえて、遠い位置で鳴ってない場合は、無音になってます。
音量
DT 1770 PROとの組合せで最大100のうち65から86で聴きました。ゲインはHighです。1770や1990を鳴らせるので出力は十分です。なお、音量を86まで上げたのは聞き比べの時です。普通に聴く分には55前後で十分です。
M6 Proのデザイン
写真でデザインを見ていきましょう。
M6 Proの外箱です。
箱を開けると本体がしっかりと収納されています。本体が収納されている台座を外すとさらに箱が二つあり、USB Type-C ケーブル、ガラスパネル保護フィルム×2、クイックスタートガイド、保証書が入っています。気をつけないといけないのはケースが付属しない点です。ケースは別売りになるようなので必要な場合は購入しましょう。
M6 Proはデザインと質感がいいのでケース無しで使うのも有りかと思います。もちろん、細かい傷がついたり、落とすリスクはあるんですが、持ちやすくて手にも馴染むので落としづらそうです。
本体左側面です。曲送り、再生/一時停止、曲戻しと三つのボタンが本体上部にあり、本体下部にはmicroSDカードスロットがあります。
microSDカードスロットはゴム素材のカバーで保護されているタイプです。ピンを使って押し出すタイプよりはいいのですが、ゴム素材のカバーが取れないか心配になります。また、カードの差し込み口が奥にあるため、取り外しづらいです。
こちらは本体の右側面です。手にフィットしやすいように真ん中に窪みがありますね。電源ボタンを兼ねる音量つまみの上にはLEDインジケータがあります。LEDインジケータですが、充電中は赤く点灯します。バッテリー残量が100%になるとインジケータが消灯します。Bluetooth接続をしてるときはコーデックによって色が変わるようになっており、「SBC:ブルー」、「LDAC:グリーン」、「aptX HD:イエロー」、「aptX:パープル」を示します。
本体底部です。左からUSB端子、3.5mmシングルエンド、2.5mmバランス、4.4mmバランス端子が並びます。3.5mmはラインアウトも兼ねていてソフトウェアから切り替えが可能です。バランス接続を好む方には2.5と4.4が両方あるのは魅力的ですね。私も2.5から4.4への移行を進めていますが、変換プラグをたくさん持ってないといけないので苦労してます。両方を備えてくれると移行もしやすくなると思います。
本体上部は何もなくてすっきりとしています。
本体裏面です。
最期に音量つまみです。本体からそれほど飛び出してないので誤操作防止にはなりますが、ケースをつけると回しづらくなるかもしれません。
電源ボタンを兼ねてるのは私の好きな設計です。電源ボタンが別にあるよりも兼ねてる方が直感的に操作をすることができます。
デザインと質感は全体的に非常にいいです。基本的な設計思想はM6と一緒でどちらも丸みを帯びたアルミ製のボディフレームが特徴です。M6 Proではマットガラス背面パネルを採用し、側面はメタリック調になっています。見た目にはさほどこだわらない私ですが、見た目がいいだけでなく指紋がつきにくいのも魅力に感じています。触り心地もサラサラしてるのもポイントが高いです。
サイズと重量、携帯性
左からDX220、M6 Pro、N6iiです。DX220とN6iiに比べると細身になってるのが特徴です。左右ともに少しくぼみがあるので持ちやすいです。その分、縦に長いのですが、長いと言ってもパネルは4.7インチなので画面上部に指が届かないということはありません。私の場合、6インチを超えると画面上部に指が届かなくなってストレスを感じるんですが、M6 ProのサイズはDAP(デジタルオーディオプレーヤー)としてはちょうど良いです。
厚みの違いがわかるように写真を撮ったのですが、余計に混乱させるかもしれません。すいません(笑)
M6 Proは厚さが17.5mmで重量244gです。DX220は厚さ18.7mmで重量240g、N6iiは厚さ210mmで重量290gとなってるので手にも馴染みやすいです。
タッチパネルの操作性
タッチパネルの応答速度はM6よりも向上しています。M6のレビューを書いたときはファームウェアが練れていなかったため、M6も最新のファームウェアだと向上していると思います。私がメインで使っているCayin N6iiとDX220と比べても反応は良く、iPhone XS Maxに近いキビキビとした反応をしてくれます。
DX220とN6iiに比べて少しわかりづらいのはホームボタンがないことです。画面下部から上方向に向けてスワイプをするとホームボタンと同じような効果があるのですが、慣れるまではわかりづらいかもしれません。アプリを切り替えたり、設定を変えるといった基本動作は画面上部からプルダウンメニューを引っ張り出すと操作が楽です。
※2020/05/16追記
ホームボタンですが、Twitterのフォロワーさんに以下の手順で仮想ホームボタンを表示できると教えてもらいました。
設定→ディスプレイ→仮想ボタン設定→Navigation bar visible
ナビゲーションバーを表示することにより、使いづらさはなくなりました。
メリットとデメリット
M6 Proをじっくりと聴いてみてメリットとデメリットを書いていきます。
メリット
- フラットに近い帯域バランス
- 高域が開放的
- デザインと質感
- 携帯性
- 2.5mmと4.4mm二つのバランス端子
M6 Proで良いと思った点について率直に書いていきましょう。音質面では、フラットに近い帯域バランスなのが気に入ってます。現在メインで使ってるN6ii/E01とDX220は前のi5とOPUS #3に比べると低域の量感が強めとなっています。「フラットな帯域バランス」は人によって変わってくると思いますが、M6 Proは低域の量感がN6ii/E01とDX220ほどではなく、全体的にすっきりとした聴感になってるのが特徴です。そうかといって深い重低音が出ないわけでもないので私としてはいいバランスに感じます。高域も特徴のひとつで開放的で抜けのいい音を聴かせてくれます。今まで聴いてきたShanling社のDAPと比べても格段に良くなっていると感じます。
個人的に重視をしない項目ではありますが、デザインと質感はこれまで見てきたDAPの中でももっとも好みです。見た目だけではなく、携帯性や持ちやすさ、操作性もよく考えられていて落としづらい、誤操作しづらいといった点でも優秀です。採用している素材が良く、本体の厚みと縦長な比率が持ちやすさに貢献してます。液晶パネルもDX220やDX160と比較して遜色ありません。
2.5mmと4.4mm二つのバランス端子を装備しているのはユーザーにとってはありがたいです。私のように2.5から4.4に移行しようとしてるユーザーも変換アダプタを使わずに移行ができるのはいいですね。
デメリット
- アコースティックな音はやや苦手
- 中域に少し演出過多な面あり
- microSDカードスロット
デメリットは割と明快です。まず音質的な面でいうと、全体的に硬質な音なので柔らかさが必要なアコースティックな楽器の音はやや苦手と感じます。普通に聴く分にはさほど違いは感じないのですが、録音状態のいい音源でじっくり聴くと違いがわかるかと思います。全体的な帯域バランスが私の好みになったとは思いますが、中域に厚みがあるShanling社の特徴はそのままです。私はもう少し中域が控えめですっきりとしていて良いと感じるのですが、ここは好みによって判断が分かれると思います。中域に厚みがあるおかげで録音状態のよろしくない音源もそれなりの音で鳴らしてくれるのも事実です。
microSDカードスロットについてはShanling社の製品に共通しているのですが、スロットが奥にあるため、出し入れづらいです。縦に切り欠きが入ってるともう少し出し入れがしやすくなるんですけどね。
まとめ
期待通りの音でした。M6のレビューで書いたようにShanling社の製品は中域と低域の量感が多すぎて好みに合わないことが多いのですが、M6 Proはフラットに近い帯域バランスで、ダイナミックレンジも広いです。M6も音質的に高いレベルにあると感じてたので、よりモニターとして分析的に聴くことができるバランスになり、私の好みに合ってると感じました。
鳴らし始めは構成が似ているFiiO のM11 Proに似て、素直で自然な音を出すなと思ったんですが、バーンイン(エイジング)が50時間を超えたあたりで特徴が出てきました。一言で表現するとDX220+AMP1 MKIIに似ています。高域は開放的で滑らかです。過剰ではないのですが、録音状態のよろしくない音源でもそれなりに聴かせる演出をするという印象です。DX220+AMP1 MKIIに比べるともう少しナチュラルで素直な傾向にありますが、高域の滑らかさなんかはよく似ています。低域についてはDX220+AMP1 MKIIやN6ii/E01と比べると量感は控えめです。下まで出てないことはないので極端に不足と感じることはないと思いますが、強めの低音が好きな方には合わないかもしれません。中域はShanling社らしくしっかりと主張しています。高域ほど滑らかではありませんが、私が好きなギターリフのディストーションなんかも上品になりすぎない程度にパワフルに聴かせてくれます。
私がこれまで使ってきたDAP(デジタルオーディオプレーヤー)との比較ですが、録音状態のいい音源だとさすがにN6ii/E01には及びません。特に音場の広さと背景の静けさは差が出ます。A01やT01とは音の傾向は違いますが、良い勝負になると思います。DX220+AMP1 MKIIについても同様で、一番M6 Proに似てますし基本性能で劣るとは感じません。i5とも音の傾向が少し似てるところがありますが、ナチュラルで素直という点ではi5に軍配が上がる一方で高域の滑らかさや中域の量感はM6 Proが上です。OPUS #3は音の傾向がまったく違うので比べるのは難しいです。M6 Proは高域を除くと硬質な音で、OPUS #3で私が気に入っていたアナログっぽさや柔らかさとは対極にある音です。ただ、優劣をつけるほどの差はありません。
オーディオ製品に関しては5万〜10万円が私のスイートスポットですが、M6 Proが昨年のこの時期(DX220とN6iiを聴いた時期)に発売されていたらM6 Proを購入していた可能性もあるレベルの音質です。
デザインと質感、携帯性の良さは前述した通り、20万円台の製品と比べてもトップレベルにあると思います。現状だとなかなか実機を見たり触ったりすることができないと思いますが、機会があったら是非手に取ってみて欲しいと思います。なお、私の手元に届いた時点ではGoogle Play Storeが使えない状態だったため、アプリを含めた使い勝手については後編に書きたいと思います。
今回は以上です。
使い勝手について書いた後編も参考になれば幸いです。
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