Sennheiser IE 500 PROとIE 400 PROの聞き比べ

IE 400 PRO

amahikasです。
IE 400 PROとIE 500 PROを個別に聴いていた時は違いを聞き分けるのが難しいなぁと思っていたんですが、同じ環境で聞き比べてみたら思っていたよりも簡単に聞き分けることができました。この記事ではIE 500 PROとIE 400 PROを聞き比べた結果について感想を書きます。

IE 500 PROとIE 400 PROの聞き比べ

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聞き比べ環境

聞き比べ環境

聞き比べには据え置きのDAC兼ヘッドホンアンプのm9XXを使いました。いつもの通り、MacBook Pro上のAudirvanaで再生をし、m9XXからIE 500 PROとIE 400 PROに接続しています。

聞き比べに使う音源はいつもの試聴曲です。
主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)で、試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

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聞き比べ結果

IE 500 PROとIE 400 PROをじっくりと聴く過程で、本体はほとんど一緒で付属するケーブルによって音の特徴を変えてるのかなと思っていたのですが、結果的にはどちらも本体の音は違いますし、付属ケーブルもバランスを取るのに一役買っています。

IE 400 PROとIE 500 PROの違いでわかりやすいのは低域の量感です。IE 400 PROのほうが量感があってIE 500 PROは少なめです。中域と高域には量感の違いは感じませんが、高域はIE 500 PROのほうがやや目立ちます。結果的にIE 500 PROのほうが全体的にすっきりとした聴感になります。IE 400 PROの天井が低いと感じることはないのですが、IE 500 PROのほうが若干開放感があります。解像力については大きな差は感じません。強いて言うならIE 500 PROのほうが高域と中域を細かく聞き分けられるというくらいです。音場については同じ曲を聴いてもIE 400 PROのほうが広く感じます。私にとってはどちらも十分ですが、音場の広さにこだわる方にはIE 400 PROのほうがお薦めです。音源や上流となる再生機に対して素直なのはIE 500 PROです。IE 400 PROは自信のクセが出やすく、録音状態のよろしくない音源でもそれなりに気持ち良く聴かせてくれます。とは言え、私が愛用している他のイヤホンやIEM(インイヤーモニター)に比べればどちらも気持ち良く聴かせることに長けています。モニタリング製品ではありますが、そこはゼンハイザーの音がしっかりと反映されていてIE 80 SやIE 800 Sと同じ特徴を有してると感じます。
それぞれの楽器に関して言うとピアノ、シンバル、ディストーションの強くかかったギターリフはIE 500 PROのが得意です。ピアノは音色がきれいで響き方がいいのと、シンバルは滑らかです。ギターリフについてもIE 500 PROが滑らかに聞こえます。ドラムとベースのアタック音はIE 500 PROにキレがあって好きですが、重たさや余韻はIE 400 PROが得意です。ここは好みが分かれるところだと思います。

ケーブルの差し替え

せっかくIE 500 PROとIE 400 PROが手元にあるので、それぞれのケーブルを差し替えてみました。IE 500 PROにブラックのストレートケーブル、IE 400 PROにシルバーのツイストケーブルを挿してみました。
結論から言うと、どちらもあまりよくありませんでした。まず、IE 500 PROとブラックのストレートケーブルですが、高域も低域もよく出ますが、全体的に非常に濃い音になります。低域のキレはいまひとつでややぼわつきますし、中域と高域はそれぞれに主張が強くてバランスがよろしくないです。やや天井が狭く感じるのもデメリットで私が長時間聴いていられる音ではありませんでした。
IE 400 PROとシルバーのケーブルだと音場が広がりつつも全体的にすっきりとした聴感になります。低域は十分な量感がありますが、中域はやや物足りないですね。この組合せならPinnacle P1とORB Clear forceでも良いかなと感じるような音でした。Pinnacle P1はシンバル音の鳴り方が美しいという特徴があってIE 400 PROとIE 500 PROとは異なる魅力がありますが、私がIE 400 PROとIE 500 PROに求めている魅力はPinnacle P1とは異なるのでIE 400 PROとシルバーのケーブルの組合せならば購入しなくても良いかなと感じました。Pinnacle P1もORB Clear forceも持ってない方にはいい組合せだと思います。

まとめ

IE 500 PROとIE 400 PROは基本的に同じ傾向の音質ですが、帯域バランスが違うと感じました。結果的に音場の広さや中域と高域の聞こえ方が少し変わるという印象です。
購入にあたってはよく試聴をした上で好みのほうを選ぶのが良いと思います。私自身もどちらを選ぶか非常に悩んでおります(笑)
自分の好みに素直に従うとIE 500 PROを選ぶのですが、IE 500 PROはメインで使っているAKGのN5005との使い分けが難しいと感じています。装着感と遮音性はIE 500 PROが優れているので、N5005を持っていてもIE 500 PROを使わなくなることは考えづらいですが、頻度は下がるかもしれません。逆にIE 400 PROは私の好みの範囲内ながらも、N5005やPinnacle P1とは違う傾向の音を聴かせてくれるところに魅力を感じます。
まあ、もう少し悩んでみます。

今回は以上です。
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