オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2020年1月改訂版)

オーディオ
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amahikasです。
いつも使う試聴曲が変わってきたので更新しておきます。

序章

昔はHeavy Metal / Hard Rockを中心に聴いていたので、解像度や音の分離よりもノリや音圧や迫力を重視していました。
高音の出方もあまり気にしてなくて中低音の迫力と音圧を主に確認するために聴いてました。

ここ10年くらいで音楽の嗜好がガラッと変わり、ミュージカルの曲やジャズ、女性ヴォーカルを聴くことのほうが多くなりました。
よく聴く音楽の傾向が変わったせいか、より繊細な音や、解像度と音の分離を重視するようになりました。また、中低音寄りのバランスが好みだったのもフラットで高域がちゃんと聞こえるバランスが好きになりました。

それでも日々音楽を聴いていると少しずつ好きな音楽と音が変わりますので主に使う試聴曲についても見直しをしています。この記事では2020年1月時点の最新の試聴曲を紹介します。

試聴曲の紹介

現在、よく試聴に使っているのは以下の曲です。
使用頻度の高い曲から紹介します。

  • Golden Faders / Fourplay
  • Bisso Baba / Bob James
  • At The End Of The Day / Les Miserables
  • Crush / Kelly Sweet
  • Rangers / A Fine Frenzy
  • Flesh and The Power It Holds / Death
  • Master of Puppets / Metallica

これらの曲はスポーツの世界で言うところの「一軍」ですね。必ずと言って良いほど使っています。大きな変更点としてFourplayの”Rio Rush”を外して”Golden Faders”に変えました。

一軍の次に使うのが「二軍」です。

  • Rock the Blues Away / AC/DC
  • The Millionaire Waltz / Queen
  • A Kind Of Magic / Queen
  • The Brain Dance / Animal as Leaders
  • Prophecy / Their Dogs were Astronauts
  • GBFISYSIH / GoGo Penguin
  • Doom-Mantia / Electric Wizard

これらの曲は一軍で聞き比べても結論が出ない製品や、特定の聴きどころを聴きたいときに使います。

以下の曲は三軍で、最近はあまり使わなくなりましたが、気分を変えたいときなどに使用しています。

  • Come Sail Away / STYX
  • We are One / Kelly Sweet
  • No More Tears / Ozzy Osbourne
  • Last Train Home / Pat Metheny Group
  • Unspeakable World / GoGo Penguin

この記事で紹介するのは二軍の曲までです。
また、過去の記事で紹介した曲の文章は基本的に変えていませんので、すでにお読みになった方は飛ばしてくださいませ。

追加した曲

前回(2017年2月)の記事から追加した曲を紹介します。

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Golden Faders / Fourplay

これまで使っていた”Rio Rush”からこの曲に変更しました。”Rio Rush”は長く使いましたが、出だしのシンバルが少し軽いのが気になってきました。”Rio Rush”を試聴曲として使い始めた頃はあまり気にならなかったのですが最近は私のオーディオ環境も良くなったということなのでしょう。
Cayinの真空管アンプHA-300やDAP(デジタルオーディオプレーヤー)のN8を試聴した頃から感じているのですが、試聴曲がちゃんと鳴るというだけでなく、音のいい試聴曲がさらに良く鳴るという方向に変わってきたのでFourplayについても試聴曲を変えました。

“Golden Faders”はシンバル音がさらに細かく滑らかに鳴っていてベースとエレキギターの粒も細かいです。キレもあるのですが、奥行きや深みもあって聴いていて非常に楽しい曲です
聴きどころはシンバルを中心としたドラム、ベース、ギターです。それと重要なのはこの曲の音場の広さと音に包み込まれるような雰囲気がどれだけ出るかです。

The Brain Dance / Animal as Leaders

最近、お気に入りのAnimal as Leadersからはこの曲を選びました。出だしのアコギっぽいギターの響き方と音色、低い弦の音を確認します。30秒付近あたりからシンバルが入ってくるので、シンバル音も確認できます。
この曲も基本的に音質が良いので音の広がり方が素晴らしいです。音場の広さや音に包み込まれる感覚があるかを確認します。

Prophecy / Their Dogs were Astronauts

Their Dogs were Astronautsも最近お気に入りのバンドですが、音質は作品によってまちまちです。特にギターのリフが粗く聞こえることが多いです。試聴曲に選んだ”Prophecy”は粗いところもあるんですがギターの生々しさもあるので選びました。ギターリフの乾いた音、粗さと生々しさを表現できてるかを確認しています。
中域に厚みがありすぎたり、ウェットな傾向の製品だと粗さと生々しさが表現されずにいい感じに聴けちゃったりするんですが、それではダメと言うことですね。

GBFISYSIH / GoGo Penguin

GoGo Penguinは最近の中でも特にお気に入りのバンドです。この曲は出だしのピアノの音からシンバル音、ウッドベースを確認するのに使っています。それとホワイトノイズが目立つ曲なので、背景がどれだけ黒くて静寂かを確認するのにも使います。
私はホワイトノイズはあまり気にしないんですが、Cayin N8でこの曲を聴いたときに普段よりもホワイトノイズが少ないのにシンバルの付帯音が犠牲になっていないのに感動しました。
ホワイトノイズは少ないに越したことはないのですが、少なすぎて付帯音まで聞こえないようではダメです。

Unspeakable World / GoGo Penguin

GoGo Penguinからもう1曲です。この曲はスピード感やキレを確認するのに使っています。余韻が残るべき音と余韻が残らずにキレよく消える音がわかりやすいです。不自然に音が広がったり、スピード感がなくまったりと聴かせるのはNGです。
GoGo Penguinはもっと音質が良い曲もあるのですが、好きな曲でもありますし試聴に使うにはわかりやすいのでこの2曲を選んでいます。

Doom Mantia / Electric Wizard

昨年からよく聞いているDoom MetalはElectric Wizardのこの曲を選びました。ひたすら低くて重たいです。ギターリフのディストーションも限界に近くてよくひずんでいます。私は昔から、あまりにも高音質だとこの手の曲が整いすぎていて気持ち良く聞こえないという難点があるのですが、ちゃんとかっこよくひずんでるよねということを確認するために使っています。
ちなみに何度か書いてますがこのての曲は真空管との相性がすこぶる良いです。

Last Train Home / Pat Metheny Group

出だしのシンバル音とすぐ後から入ってくるギター音を確認するのに使っています。特にギターの音が良いので奥行きや深さを確認するのに最適です。1分40秒あたりからベースも入ってくるのですが、必要以上に主張をしてないことも重要です。

すでに紹介した曲

ここからは2015年と2017年の記事ですでに紹介している曲です。文面は変えてませんのですでに読んだことのある方はスルーしてください。

Bisso Baba / Bob James

ジャズフュージョンの曲をもうひとつ。
FourplayのピアニストであるBob Jamesのソロアルバムに収録されている曲です。
オリジナルはこれまた私が好きなRichard Bonaで、Bob JamesのソロアルバムでもRichardが演奏をしています。

聴きどころはベース、ピアノ、ドラムです。
この曲のベースも派手さはないんですが、低くて芯のしっかりとしたベースが収録されています。私が理想とするベース音ですね。
この曲のベースの場合、低域の量が足りてるかということ以上に、低域が出すぎていないか、キレはあるかを確認するのに最適です。
低域の質がいまひとつで量が多い製品だと、他の楽器が聞き取りづらくなるほどベースが目立ちます。

次にピアノとドラムです。
Bob Jamesのきれいなピアノがどれだけ再現されているかを確認します。
ドラムは先ほどの”Rio Rush”と同じようにシンバルで細かい演奏をしていますので、ちゃんと聞き取れるかどうかと再現性を確認します。
高域がいまひとつの製品はシンバルとピアノが単純な音になって再生されますが、解像力の高い製品だと、強弱を聞き取ることができます。

全体的な雰囲気で言うとゆったりとしたベースの上で鳴るピアノとシンバルが再現されているかを確認します。このゆったりとしたベースが再現されているかが重要ですね。

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Rock the Blues Away / AC/DC

比較的新しいAC/DCの曲です。
この曲ではシンバル音が刺さらないか、中音域と低音域の量が十分かを確認します。
冒頭からシンバルを良く叩くので結構な割合で刺さりますね。
高域の質が良く、滑らかに聴かせる製品だと問題はないのですが、高域が粗い製品だと聴きづらくなります。

曲の全体的な雰囲気で言うとノリがちゃんと表現されてるかと迫力が出ているかを確認しています。
解像力が高いだけの製品だと分析的に聞こえてしまって、ノリと迫力が出ないことが多いですね。

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Master of Puppets / Metallica

この曲もオーディオスピーカーを試聴していた頃に使っていた曲です。
Thrash MetalについてはMegadethを使っていましたが、今はこの曲を使うことのほうが多くなっています。

聴きどころはドラムのシンバル音とギターリフです。
音の密度が高い曲ですが、ドラムのラーズが主張したがるせいかシンバル音の余韻を聴きとることができます。
ギターリフについてはベースとユニゾンで弾くところが好きです。
中音域の量がある製品だと、厚みと迫力をしっかりと感じることができます。

音の密度が高い曲なのでやはり中音域の厚みと迫力がしっかりと出ているかを確認するために聴くことが多いです。
あまり分離されていると迫力も出にくいんですが、音がひとつの塊になっていないことも重要です。ようはバランスですね。

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A Kind Of Magic / Queen

Queen中期から後期の代表曲です。
シンプルな曲ですが、ジョン・ディーコンの印象的なベースラインを基調として、フレディーのヴォーカルとブライアンのギターを聴きます。
特にブライアンのギターソロがベースラインと調和してるかをよく確認しています。

この曲に関しては細かい部分を確認するというよりも曲全体のノリや雰囲気を確認します。
それとこの曲は過去にセッションやライブで演奏した経験があるので、ベースで出ているべき音も確認しやすいです。

The Millionaire Waltz / Queen

Queenからもう1曲です。
初期の曲なので録音状態は決して良くありませんが、初期のQueenらしく音を左右に振ったり、細かい音を入れたりといろんな工夫があります。

各楽器の演奏がちゃんと細かく聞こえるかも大事ですが、全体が調和しているかも確認します。
それとコーラスですね。コーラス部分で音が大きくなるので高音が強すぎる製品だと聴きづらくなります。

Come Sail Away / STYX

最近気に入ってる曲の中でもっとも高音が暴れるので試聴リストに加えました。
冒頭のピアノとヴォーカルの雰囲気をいかに表現するかも大事なのですが、盛り上がる部分で高音が結構暴れて割れたりするので高域の確認に使ってます。

昔の曲なので録音状態は良くないです。
こういった曲をどこまで出力するかというのも難しいのですが、一定の環境だと気持ち良く聴くことができるのでひとつの指標にしています。

We are One / Kelly Sweet

以下の記事でも紹介しているKelly Sweetです。

音楽レビュー Kelly Sweet We Are One
第一弾は2007年に発売されたKelly Sweetの"We Are One"です。いまでもたまに聴くくらい好きです。 録音状態も非常にいいので試聴に"We Are One"と"Crush&

スローテンポのバラードです。
大好きな女性ヴォーカルの一人なのでヴォーカルの聞こえ方を確認します。他には高音の解像度と音場の確認に使います。ヴォーカルとアコギがきれいな曲なので特に音場の確認には向いてますし、なによりもヴォーカルがどれだけ美しく聞こえるかがポイントです。

Crush / Kelly Sweet

Kelly Sweetからもう1曲です。こちらは先ほどの曲と同じポイントをチェックしますが、ベースラインも美しいので最近はこの曲を使うことのほうが多いです。後半でシンバルが目立つ部分を聞くことが多いです。

Kelly Sweetのこのアルバムは全体的に録音状態が良く、楽曲そのものの出来も非常にいいので試聴以外でも強力におすすめします。是非、聞いて欲しい1枚です。

At The End Of The Day / Les Miserables

この曲についてはいろんなバージョンがあるんですが、私が私用しているのは25周年コンサートの際に演奏されたバージョンです。一般的にLes Miserables 2010 Castというアーティスト名で呼ばれています。
この曲は確認ポイントが多いです。
・フルオーケストラの迫力、音圧
・各楽器の分離
・世界最高峰の音場(O2アリーナ)を再生できてるか
・左右の定位(2:00あたりで女性ヴォーカルが右に寄ります)
今のところ試聴をする上でもっとも違いがでるのがこの2曲です。
しっかりとヘッドフォン(イヤフォン)、アンプの実力を聞き分けることが出来ます。

注記:SpotifyにLes Miserables 2010 Castバージョンがなかったので、10周年記念コンサートバージョンを紹介しました。

Rangers / A Fine Frenzy

この曲も女性ヴォーカルでベースラインに特徴のある曲です。
ただ、Kelly Sweetの曲と違ってスローテンポながらもグルーブ感のある曲なのでゆったりとしたノリを表現できてるかを確認するのに最適です。
高音から中域、低音のつなぎがうまくないとこのノリはなかなか表現できないと思います。

Flesh and The Power It Holds / Death

試聴に使う曲の中ではもっとも激しい曲です。
ただ激しいだけではなくテクニカルな曲でもあるので聴きどころは多いです。
・メタルらしい迫力と音圧、疾走感
・各楽器の分離
この曲も録音状態がいいのでほとんどの機種はちゃんと各楽器が分離されるんですが、迫力や疾走感が失われては元も子もありません。
高音から低音までレンジが広いのも特徴です。
ヒステリックなギターのフレーズから下でせわしなく動き回るベースライン、手数の多いドラムなど確認ポイントは多いです。

とはいえ、試聴の際はひとつひとつの音を細かく聞くというよりも全体が調和しているかを確認します。
あくまでも激しさや疾走感が気持ち良く聞こえればOKという感じです。

この曲も結構差が出ますね。
2015年のイヤフォン選びでは随分とこの曲で落選しました。

No More Tears / Ozzy Osbourne

いま試聴に使ってる曲の中ではもっとも古い曲です。
また、もっとも長く試聴に使ってる曲です。
出だしのベースからギター、ドラムのキレ、オーケストラの壮大さなど聴きどころは多いです。

以上で私がよく試聴に使う曲の紹介は終わりです。
私の場合、音楽お好みが変われば自然と好みの音も変わるので、試聴曲も常に入れ替えています。特定のジャンルに特化した製品よりも万能タイプが好きなのも影響しています。ジャンル特化型の製品も買ったりするんですが、なんだかんだで使わなくなるんですよね。

これまでの試聴曲紹介記事については以下を参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2017年2月版)
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