The BIT OPUS #1S
Cayinのi5とOPUS #3をメインDAPとして併用していますので、OPUSの新製品にも興味があります。
今回のイベントではOPUS #1の後継機となるOPUS #1Sが参考で出品されていました。
写真の通り、OPUS #1と外観はまったく一緒です。
ただし、色が変わっており、複数のカラーバリエーションで販売をするとのことです。
表面の色合いを変えてたのは小さな変更ですが、効果は大きいと感じました。初代のOPUS #1は無骨な印象を受けましたが、#1Sは高級感が出ています。
少し操作をした印象ですが、UIもまったく一緒と感じました。
左側面にある音量ボタンはシンプル且つ誤作動をしづらいので個人的には気に入っていますが、microSDカードスロットのフタは改善して欲しかったです。
私はひとつで十分ですが、OPUS #3と違ってmicroSDカードが二つあるのはいいと思います。
初代OPUS #1からの変更点は本体のカラーを変えたことと、DACとアンプを変えたことです。
DACはCS4398だったのがCS43198に変わっています。
その他は同じなので、マイナーチェンジという捉え方も出来ますが、DAPの心臓部分であるDACとアンプを変えたのは大きいと思います。
音がどのように変わったのかを書いていきます。
OPUS #1SはHIGH GAINでイコライザーは向こうで聴きました。
Rangers / A Fine Frenzy
高域が出るようになっていますね。それと音量は最大150の中で120で聴きましたので出力も上がっています。
解像力や音の細かさと滑らかさはOPUS #1と同様と感じました。
Bisso Baba / Bob James
OPUS #3との比較ですが、低域はより深く出るようになっていると感じます。この曲の特徴でもあるベース音が下まで深く沈み込みます。
中域の量も少し増えていますね。
この曲をOPUS #1で聴くと少しベースの音が薄いと感じたんですが、#1Sでは十分な厚みがあります。これは低域よりも中域の量が増えていることによる聴感の違いと感じます。
Master of Puppets / Metallica
この曲も迫力不足は感じませんでした。中域の量感は確実に増えてますね。
高域の量が増えたのでシンバルも快適に鳴っています。
OPUS #1Sについて
音の変化ですが、個人的には印象が良かったです。
初代OPUS #1で気になっていたのは「控えめな高域の量感」、「1770を鳴らすときに出力不足」の二点だったので、二つとも改善されていると感じます。
逆に全体的なバランスも低域寄りからフラットに近くなっていますので、初代OPUS #1のバランスが好きという方には合わなくなっているかもしれません。
中域の量感も若干増えていると感じました。
その他で違いは感じませんでした。例えば、OPUS #3と比べて初代OPUS #1は低域がキレよりもウォームさを重視してると感じましたが、この傾向はOPUS #1Sでも変わっていませんでした。
音場の広さや音の柔らかさも同様でした。
気になった点としてはmicroSDカードスロットのフタです。せっかくの後継機なのでここはOPUS #3やOPUS #2と同じ形式だったら良かったのになと思います。
それとAndroidアプリも初代OPUS #1と同じく、インストールすることは出来ません。
この点も使えるように改善されていたら最高でしたね。
OPUS #3ユーザーの私ですが、OPUS #1SがAndroidアプリをインストールすることが出来ていたら、OPUS #1Sを購入していたと思います。
音はより私の好みに合ってきてますし、価格が五万も安くなるのは魅力的です。
OPUS #1Sは来月の発売を予定していて価格はOPUS #1と同じくらいになるとのことでした。
終わりに
本記事ではDAP(デジタルオーディオプレーヤー)二つの試聴結果を書きました。
その他の製品については順次アップしていきます。
以下の記事も合わせて参考にしてくださいませ。
私がメインで使っているCayin i5DAPの購入一年後のレビューです。
N5iiの音や使い勝手を知る上で参考になると思います。
Cayin i5と併用しているOPUS #3の購入半年後のレビューです。
こちらもOPUS #1Sの音を知る上で参考になると思います。
OPUS #3とOPUS #1の聞き比べ記事です。
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