小型DAP兼ワイヤレスヘッドホンアンプ Shanling Q1のレビュー

ヘッドフォンアンプ/DAC

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Q1のメニュー

Q1を起動すると「My Music」が最初に表示されるかと思います。横にスクロールしていくと「My Favorites」「Folders」「Playlist」「Playback」「System」と六つのメニューがあります。

Q1の操作やメニューについては動画に撮ってみましたので参考にしていただければと思います。

My Music

My Musicメニューには「All Songs」「Album」「Artist」「Composer」「Genre」「Hi-Res」「Frequent」「Recently played」「Recently Added」というメニューが並びます。この中から自分が再生したいメニューを選ぶだけです。他のDAPや再生アプリと同じ感覚で使うことができるでしょう。

My Favorites

「My Favorites」メニューではお気に入りの曲をすぐに再生することができます。あくまでもQ1でお気に入りにした曲が保存されるだけで他のアプリとは互換性がないようです。

Folders

「Folders」メニューはmicroSDカード内のフォルダを表示し、選択した曲を再生するメニューです。

Playlist

「Playlist」メニューでは新規にPlaylistを作成したり、インポートとエクスポートが可能です。Playlistをインポートするには「_explaylist_data」というフォルダをmicroSDカードに作成してm3uファイルをコピーすれば認識してくれます。ただし、m3uファイル内のフォルダ(パス)を正確に記載する必要があるので注意が必要です。

Playback

「Playback」メニューでは再生関連の設定が可能です。

「Max Volume」、「Default Volume」、「Resume Mode」、「Gapless」、「Equalizer」、「Gain」、「Replay Gain」、「Digital Filters」、「Play Mode」、「Folder Skip」といったメニューがあります。

Max Volume

最大音量を設定する項目です。0から100まで選択可能です。

Default Volume

デフォルトの音量を設定することができます。「Vol. Memory」に設定しておくと前に使った時の音量を記憶してくれます。「Vol. Memory」を無効にすると0から100の間で任意の音量を設定することができます。

Resume Mode

「Off」「Track」「Location」から選択することができます。「Off」だと起動時にメインメニューが表示されます。「Track」はQ1を停止した時に再生されていた曲が表示されます。「Location」Q1を停止した時に再生されていた曲の位置も記憶した状態で表示をします。

Gapless

ギャップレス再生の有効/無効を選択できます。

Equalizer

イコライザーの有効/無効を選択できます。有効にするとカスタム3種、プリセット8種の中からイコライザーを選択できます。カスタムだけでなくプリセットされている設定も好みで設定ができます。バンドは10です。
比較的自由度があるのかなと思います。またそれぞれに「Reset」アイコンが表示されますので、工場出荷時の状態に戻したければいつでも戻すことができます。

Gain

GainはHighとLowのいずれかを選択できます。

Replay Gain

曲毎の音量差を調節する機能です。「Off」「Audio Track」「Album」の三つから選択ができます。
私みたいに多種多様な音源をランダムで聴く場合には重宝する機能です。

Digital Filters

「Linear Fast」「Linear Slow」「Minimum Fast」「Minimum Slow」「Apodizing Fast 1」「Apodizing Fast 2」「Corrected min. Fast」「 Brick Wall」の8つから選択ができます。デフォルトでは「Minimum Slow」になっています。

Channel Balance

左右のバランスを調節できます。

Play Mode

「List Play」「Repeat Track」「Shuffle」「Repeat All」の4種類から選ぶことができます。「List Play」は選択したアルバム、フォルダー、Playlistの曲を順番通りに一度だけ再生します。「Repeat Track」は選択した曲を繰り返し再生します。「Shuffle」は選択したアルバム、フォルダー、Playlistの曲をランダムに一度だけ再生します。「Repeat All」は選択したアルバム、フォルダー、Playlistの曲を順番通りに繰り返し再生します。

Folder Skip

無効と有効を選択することができ、フォルダーをまたいで再生する機能です。有効にしてある場合、ひとつ前の「Play Mode」メニューで「List Play」や「Shuffle」を選択していると次のフォルダを再生するようになります。

System

次にSystemメニューです。設定項目が多いのですが頑張ります(笑)
以下の設定をすることができます。

Update Library

microSDカードをスキャンする条件を選ぶ項目です。「Automatic」「Update now」「Specified folder update」の3つを選ぶことができます。「Automatic」だとmicroSDカードを挿すと即座にスキャンが始まります。「Update now」は手動でスキャンをすることができます。いちいち自動でスキャンするのが煩わしい場合は、こちらを選択しましょう。「Specified folder update」は特定のフォルダのみをスキャンさせたい時に選択します。
基本的にスキャン中は本体の操作ができないので使い方に合わせて選択しましょう。

Bluetooth

「Bluetooth」「Quality」「Search」と3つのメニューがあります。「Bluetooth」ではBluetoothの有効と無効を選択できます。「Quality」ではBluetoothのコーデックの選択ができます。コーデックは「LDAC HQ」「LDAC Standard」「LDAC Connection(auto)」「aptX」「AAC」「SBC」から選択ができます。ここはペアリングをするデバイスによって選択をするのがいいのですが、「LDAC HQ」にしておいてもaptXやAAC、SBCにしか対応してないデバイスもペアリングができます。ちなみにLDACでペアリングする場合、「LDAC HQ」→「LDAC Standard」→「LDAC Connection(auto)」の順番で規格上の品質は上がります。ただし、品質を上げると接続性は下がりますので接続性を維持できるコーデックを選ぶことをお薦めします。
最後の「Search」はペアリングするデバイスを探索する機能です。一度、ペアリングをしてしまえば「Search」メニューの下にペアリングしたことのあるデバイスが表示されるので、二回目以降は表示されているデバイスを選択すればOKです。

Brightness

画面の明るさを調節するメニューです。

Idle

待機時にバッテリーを節約するための設定です。「Sleep Timer」「standby/shutdown」「Screen Off」の三つに分かれています。
「Sleep Timer」は指定した時間後にQ1を停止させることができます。0から3時間の間で設定が可能です。
「standby/shutdown」には「Auto-standby」と「Auto-shutdown」の設定メニューがあり、「Auto-standby」を有効にすると1分以上、操作や曲の再生をしないと待機状態に移行します。「Auto-shutdown」は1、3、5、10分から選択することができて指定した時間内に操作や曲の再生をしないとQ1を停止します。
「Screen Off」は画面を消灯する設定です。無効、10秒、20秒、30秒、40秒から設定を選ぶことができます。「Lyrics mode」を有効にすると歌詞が表示されている間は画面を消灯しない設定もあります。

USB Mode

「USBモード」と「DACモード」を選択することができます。音源の転送をするときはUSBモードを選択し、DACとして使う場合は、DACモードを選択します。

Date and Time

現在時刻を手動で変更することができます。また24時間表記に変更することも可能です。

Lock Screen

Lock Screen設定はちょっとわかりづらいのですが、先ほどの「Screen Off」とは違って、起動もしくは待機状態からの復帰時にロック画面を表示するかどうかの設定です。
個人的にこの機能は向こうの方が使いやすいです。

Double click wake up

この機能を有効にしていると待機状態から復帰させるのに音量ホイールをダブルクリックする必要があります。個人的にこの機能は向こうの方が使いやすいです。

Buttons lock

この機能を有効にすると画面が消灯している間は音量ボリューム、曲戻し、再生/一時停止、曲送りボタンからの操作を無効にすることができます。誤作動を防止するための機能ですが、実際にQ1をポケットに入れて使ってみて、ボタン類は適度な重さがあるので誤作動はありませんでした。

DSD Output Mode

DSD音源の再生方法を選択することができます。「D2P」だとPCMファイルとしてアイセイされます。「DOP」だとDSDファイルとして再生されます。

USB Audio Output

USB接続をした際に音量を固定するか可変にするかを設定できます。

Output options

ラインアウト接続をした時に音量を固定するか可変にするかを設定できます。

Language

Q1の言語を選択することができます。

About Q1

Q1に関する情報が表示されます。ファームウェアバージョン、MACアドレスなどを確認することができます。

Reset settings

Q1の設定をリセットすることができます。工場出荷時の状態に戻すのと、設定のみをリセットするのとふたつから選ぶことが可能です。

System update

ファームウェアのアップデートをするためのメニューです。Q1には無線LAN(Wi-Fi)機能はないので、基本的に新しいファームウェアをダウンロードして、Q1本体にコピーしてからファームウェアの更新を行います。

次のページで使い勝手と音質について書きます。

コメント

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