Ar:tio RK01 イヤホン ファーストインプレッション

イヤホン
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音については、まず最初の試聴の時の感想から読んでみてください。

ポタフェス 2017冬 試聴レポートその2 DUNU Falcon-C隼、DITA FidelityとFealty、Ar:tio RK01
amahikasです。 引き続き、ポタフェス 2017冬の感想を書いていきます。 試聴環境 今回はほとんとイヤホンを試聴しました。 よって特に断りがない限り、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)にはCayin i5 DAPを使用しています...

最初の試聴では好みの傾向だったものの低域の量が多いと感じました。無理なく出てくる高域の質の良さがもっとも気に入ったポイントです。
製品版を初めて聴いたときに感じたのは、全体的に非常に良いバランスに仕上がっていることとです。低域の質と深さは変えずに量感だけを減らしたと感じました。結果的に高域がより目立つようになっています。中域はほとんど変わってないと思いますが、厚みはあります。おそらく私が最近よく使っているPinnacle P1とN5005と比べても厚いです。もう少し中域は薄くてもいいかなと感じます。
ちなみにPinnacle P1は標準ケーブルだと中域番長ですが、私はORBのClear forceかClear force Ultimateで聴いていますので、ちょっと印象が異なります。

解像力はP1よりも高くて、N5005未満という感じです。ウォームというよりも硬質でクールな音を出す傾向にありますので、ベース音のキレなんかは非常に気持ちがいいです。ただ、アタック音が強い傾向にあって、特に中域のドラムが聴きづらくなることがあります。音圧が高めの音源で顕著です。Pinnacle P1とN5005と違って悪い音源はそのまま出して欲しいと思っていたのでここは期待通りですが、思っていたよりも敏感だなというのが正直なところです。

全体的にはメインで使っている密閉型ヘッドホンのDT 1770 PROと似た傾向にあります。もちろん、出音は違うのですが、DT 1770 PROをイヤホンにするとこういう音になるのかなと想像しながら聴いてます。唯一の違いは中域の量です。RK01は中域の量が多いので、私が所有しているポータブルオーディオ製品の中でもちょっと特異な存在です。

まだそれほど鳴らしてないので音の感想はこれくらいにしておきます。鳴らしていくにしたがって中域が少し柔らかくなると良いなと思っています。

装着感

RK01を購入して一番驚いたのが装着感の良さです。私の耳にはドンピシャで合ってます。ひとつだけ難を言えば、本体の一部に丸みを帯びていない箇所があるので、ちょっと痛く感じることがあります。形はとてもいいので、角を取るとさらに良くなるかなと思います。
とはいえ、ピッタリと私の耳にフィットするのは確かなので、音と遮音性、音漏れの点で苦労をしなくて済みそうです。

音漏れと遮音性

音漏れはほとんどないです。私が所有しているイヤホン(IEM)だとVision EarsのVE5Westone 4RPinnacle P1N5005の順番で音漏れをするのですが、RK01はWestone 4Rの次に良いです。
遮音性はPinnacle P1よりわずかに悪くて、N5005よりは快適というところです。N5005は地下鉄で聴くのに難がありますが、RK01はそこまで悪くありません。

音量

OPUS#3だとHIGH GAINで70から82、Cayin i5だとLOW GAINで25から35というところです。
これがPinnacle P1とN5005だとOPUS#3で100以上まで上げることが出来ます。
私の場合、ヘッドホンを中心に環境を構築するので、どうしてもインピーダンスが高くて敏感なイヤホン(IEM)だと高域が粗くなったり、アタック音が聞きづらくなってしまいます。RK01がP1やN5005に比べて私の環境だと聞きづらくなることがあるのも納得ですね。

ケーブル

標準のケーブルはまだほとんど使っていなくて、ORBのClear forceとClear force Ultimate、芝音研さんのAL-Themis(いずれもMMCX、2.5mmバランスケーブル)を使ってます。RK01は上流に素直に反応するので、DAPやケーブルを変えると違う一面を見せるのも面白いです。最終的にどのケーブルをメインにするかはもう少し試してから判断したいと思います。

イヤーピース

イヤーピースは標準でSpinFitが付属します。私はメインでSpinFitを愛用していますので、問題は感じていません。
Spinfitの型番はおそらくCP100だと思います。

まとめ

今のところ、おおむね期待通りです。ダイナミック型のイヤホン(IEM)というとどうしても中域と低域がウォームな傾向になりがちで、高域が伸びないという印象が強いです。また、どちらかというと中低域寄りのバランスになる傾向が強いのかなと思っています。私としては、BAドライバを採用したイヤホン(IEM)の高域の量感と繊細さが欲しいですし、ダイナミックドライバの低域の量感も欲しいと思っています。(欲張り)
バランス的にもフラットに近いほうが好みですし、解像力もそれなりに高い製品じゃないとPinnacle P1でいいじゃんという結論になってしまいます。

RK01はそんな私の要望に合うイヤホンかなと思って購入をしました。思っていたよりも中域が厚いという以外は大体期待通りの音が出ています。中域の厚さとアタック音が強い点は想定以上なので、バーンイン(慣らし)で大人しくなるのか、ケーブルとの相性で好みになるのかはもう少し時間をかけないとわかりません。イヤホン(IEM)を聴くと毎度鬼門となる高域は質量ともに満足なので、好みの方向に変化してくれることを祈るばかりです。

今回は以上です。
いつも通り、1ヶ月ほど使ってみて正式なレビューを書きたいと思います。
以下の記事も合わせて参考にしてくださいませ。

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