外観とデザイン
写真で見ていただきましょう。各端子やスイッチ類についても説明していきます。
本体正面の写真です。真空管をガードするグリルが付属しますので、有り無しで撮影しました。自宅に置くときはガード無しのほうが見た目は良いのですが、我が家には猫がいますので念のためガードをつけました。
本体の正面をもう少し詳しく見ていきましょう。
一番左はシングルエンドのヘッドホン端子でその上にあるのがシングルエンドとバランスを切り替えるスイッチです。
右横にはバランス端子があって、その上はヘッドホンのインピーダンスを切り替える(LOW、MID、HIGH)スイッチです。
真ん中には左右のチャンネルを示すVUメーターがあります。
VUメーターの右横は出力切り替えスイッチでヘッドホンとスピーカーを選択します。その上は入力切り替えスイッチで、バランス(XLR)かシングル(RCA)を選択します。
一番右側はボリュームつまみです。
電源部の正面です。こちらは電源ボタンしかなくシンプルです。
裏面から見るとこんな感じです。
電源部の裏面です。左が電源出力用インターコネトケーブル端子で右が電源入力端子です。
本体の裏面です。わかりづらいので少し拡大します。
本体の裏面左側です。バランス(XLR)入力端子とRCA入力端子があります。
本体の裏面右側です。こちらにはスピーカー端子と電源入力用インターコネトケーブル端子があります。
付属する電源用のインターコネクトケーブルです。このコネクタについて調べましたが、どうも米軍で使用されているコネクタのようですね。
電源部に接続する電源ケーブルです。インターコネクトケーブルに比べるとすごく普通で拍子抜けしますが、ここについては好みの電源ケーブルを使ってねということなんでしょうね。
思いつくままにいろんな写真を撮りましたので参考にしてくださいませ。
本体を横から撮影しました。
電源部を横から撮影しました。
本体の真空管です。奥にあるのが300Bです。
こちらは電源部の真空管で4本刺さってます。
写真は以上です。
デザインと質感は個人的にも気に入っています。普段はあまりオーディオ製品のデザインにはこだわりませんが、HA-300が欲しくなってる理由のひとつにデザインがあります。真空管アンプはいつか欲しいと思っていましたし、このデザインなら前向きに検討しようと思いました。特にゴールドのロゴがアクセントとなっていていいと感じています。Cayin N8 DAPもゴールドがワンポイントで入っていますが、こちらはシルバー一色ですっきりとしたデザインのほうがいいと感じますが、HA-300は合うと思います。
ちなみに、VUメーターは省略してもっとすっきりしていてもいいのかなという気もします。ただ、VUメーターがあることで真空管アンプらしさがありますし、レトロな雰囲気も出てるのは事実ですね。
音量
HA-300の音量ですが、ボリュームつまみは6:30の位置が0で、5:30の位置が最大音量です。スピーカーの場合、i5のラインアウト接続で12時から3時で聴きました。OPUS#3もおおむねi5と同じくらいでした。メインで使ってるふたつのDAP(デジタルオーディオプレーヤー)はラインアウトだと意外と同じくらいの出力でした。
現在使用中のマランツM-CR611(ネットワークプレーヤー兼アンプ)のラインアウト接続だと5:30(最大音量)でしたが、AirplayでM-CR611に接続したMacBook ProやiPhone側で音量調節が可能でした。
開放型ヘッドホンのDT 1990 PROは10時から12時の位置で聴きました。DT 1770 PROについても同じくらいですね。
Cayin i5 DAPのようにとてつもないパワーがあるという印象はないです。適度なパワーといった感じですが、広い部屋で大きなスピーカーを鳴らそうと思ったらパワーが不足するのかもしれないと思いました。
発熱
発熱は結構あります。室温が激しく上がるというほどではありませんが、HA-300を設置しているラックの上下はほんのりと暖かくなりました。実際に購入するとなったらもう少し風通しを良くするか、ラックを高いものにする必要があると感じました。
しかし、おおむね私が想定していた範囲内だったので大きな問題ではないです。
まとめ
まず、このような機会を与えてくださったコペックジャパンさんに改めて御礼を申し上げます。Cayin社の本気を聴くことができて良かったです。
音のほうはこれまで書いてきたようにとても気に入りました。明らかに私の環境が2ランクくらいアップするという印象です。特に小さい音と大きな音の表現力や、音の深度(奥行きの表現力)が格段に増します。
しかし、今回改めて自分の機器とHA-300を聞き比べてみて既存の機器も悪くないなと思ったのも事実です。価格的なことを考えるとなおさらその想いは強いですね。スピーカーで聴くと違いは明らかなんですが、ヘッドホンだとちょっと注意をして聴かないとわからないレベルの違いでした。かなり集中すると明らかに違うのがわかります。
最後に、HA-300を買うの買わないのという話しですが、欲しいです。買いたいです(笑)
しかし、40万は私にとってすぐに出せる金額ではないので、少しずつお金を貯めて来年の今頃には買えるようになっていたいです。
スピーカー用のプリメインアンプはもう少し良いのが欲しいと思っていて、トライオードの真空管アンプやDENONのPMA-1600NE、ヤマハのR-N803などを試聴してみようかと思っているところです。ただ、あまり変わらないようだと冒頭に書いたように一生物と覚悟を決めてHA-300を買ったほうが個人的な満足度は高くなるんじゃないかと感じています。中途半端に10万円前後の製品を買って「HA-300」いいなぁと思い続けるよりは一気にHA-300を買ってしまったほうがすっきりすると思います。(私の性格上・・・)
幸い、ポータブルオーディオ環境が落ち着いてます。そろそろOPUSが新しいDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を出してきそうなのとCayinもi5の後継になりそうな製品を出してくると思うので、気にはなるところですが、HA-300貯金を始めたいと思います。
今回は以上です。
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