ついにiPhone 8とiPhone Xが発表されました。
私はiPhone Xの64GBを買うつもりですが、みなさまはいかがでしょうか。
昨年からそろそろ毎年買い換えるのも終わるかなぁなんて思っていたんですが、iPhone Xは技術的にも使い勝手的にもなかなか面白そうなので買うことにしました。
さて、9月13日にiTunes 12.7がダウンロード可能になりました。
早速MacBook Proにインストールをしましたんですが、アプリの管理画面が削除となって不便になったなと感じるものの、私にとってはそれほど大きな問題ではありません。
気になっているのは、iOSデバイスでのFLAC対応です。
2017年の6月あたりに噂が出て、iOSとmacOSがFLACに対応するということでほぼ結論がでたと記憶しています。
iOS 11とmacOS High Sierraはまだリリースされていませんが、iTunes 12.7がリリースされましたので、FLACの対応について確認をしていきたいと思います。
なお、この記事は今後、iOS 11、macOS High Sierraがリリースされたら更新をしていくようにします。
9/27追記:macOS High Sierra(10.13)がリリースされたのでiTunes 12.7で検証をしました。
macOS High Sierra(10.13)
macOS High Sierraがリリースされましたね。
前回のiOS 11のアップデートでは、これまでiPhoneに転送可能な上限が48k/24bitがだったのが、96k/24bitのALACファイルも転送できることを確認しました。
しかし残念ながらFLACはまだiTunesにインポートできませんし、iPhoneにも転送できない状態であることを確認しました。
今回はmacOS High Sierra(10.13)へのアップデートも完了したので、iTunesにFLACファイルをインポートできるか確認していきます。
使用する音源ファイル
使用するファイルは前回と同様です。
FLACは「48k/24bit」、「96k/24bit」、「192k/24bit」です。
ALACは「48k/24bit」「96k/24bit」、「96k/32bit」、「192k/24bit」の4つです。
XLDではALACに変換をするときに96kより高いビットレートを選択することができません。どうしようかと思案をした挙げ句、FLACで192kのファイルがあったので「オリジナルと同じ」という設定を使ってFLACからALACに変換をして192kのALACファイルを作りました。
環境は、iTunesが12.7、macOSは10.13です。
iTunesへの転送
インポート方法は2種類を試しています。コピー&ペーストとiTunesのメニューから「ファイル」→「ライブラリに追加」でインポートをする方法です。
二つの方法ともに前回と同じ結果になりました。
ALACは96k/32bit、192k/32bitもインポートされました。
FLACは今回もインポートされませんでした。
macOSをHigh Sierraにアップデートすれば、macOSのオーディオ機能を司っているCore AudioもアップデートされてFLACをiTunesとiPhoneで再生できるようになると思っていたんですが、予想が外れました。
FLACの再生
ちなみにQuickTimeだとFLACファイルを再生することが出来ました。
味気ないスクリーンショットですが、問題なく音は出ています(笑)
気になったので妻のMacBook Proを使って同様の検証をしてみました。
妻のMacBook ProはmacOS Sierra(10.12.6)です。
私のMacBook Proで再生したのと同じFLACファイルを再生しようとしましたが、QuickTime PlayerでFLACファイルを開くことも出来ません。スクリーンショットにあるようにグレーアウトされて選択が出来ない状態です。
また、画面左下のアイコンに注目して欲しいのですが、FLACファイルをmacOSがオーディオファイルとして認識していません。ファイルの種類が「OtherOnes」と認識されています。
9月27日時点の結果
macOS Sierra(10.12.6)のQuickTime Playerで再生できなかったFLACファイルがmacOS High Sierra(10.13)だと再生できましたので、macOS 10.13でFLACに対応したということになります。
ただし、iTunesは最新版にしてもFLACに未対応ということですね。
よって、FLACはiOSのミュージックアプリも未対応ということになりますが、iOSの場合はApple以外のミュージックアプリでFLACが再生出来ますし、iOS 11から実装された「ファイルアプリ」を使えば再生は出来るようです。(私は未検証)
とは言え、iTunesとiOSの標準ミュージックアプリがFLACに対応をしないと使い勝手はよくないのが正直なところです。
Apple MusicやiTunes Storeとの兼ね合いもあるので、今後、どのようになっていくのかわかりませんが、早くiTunesとiOSの標準ミュージックアプリでFLACを気兼ねなく使えるようにして欲しいですね。
なお、FLACをiTunesでも使えるようにする設定項目があるのかと思って、Macの環境設定やiTunesの設定を調べてみましたが、設定項目を見つけることが出来ませんでした。
今回は以上です。
iTunesやiOSのFLAC対応について変更があったら、この記事を更新したいと思います。
前回までの検証については時ページ以降を参考にしてくださいませ。
コメント
FLACに対応した事は最近まで知りませんでした。音楽を聴く上で現実にはAACやALL,AIFFで困ることはなかったのですが、HD AUDIO配信の準備ですかね。既にTIDAL がHDストリーミングを始めているし、 HD TRUCKSはもう長いことHD DL販売を手がけています。初物食いをせず、じっくり様子を見ながら「真打ち登場」を得意とするAppleの事、iTunesビジネスのテコ入れにHD AUDIO配信を始めるのではないでしょうか。Appleの高音質配信ともなればBeatsのビジネスにもプラスになるし、早くそうしてほしいところです。
Pachecoさん、コメントありがとうございます。amahikasです。
配信系はFLACが多いので、私も同様に感じています。
変換をしなくてもiTunesに取り込めるようになるのがベストですよね。
「真打ち登場」については、私は異なる見方をしています。
iPod、Airplay、iTunes Music Storeなどは一番ではなかったかもしれませんが、音楽を楽しむことに関しては先導役を果たしていたと思っています。
よって、現状は完全に出遅れてるという印象を強く持ってますね。
早く対策して欲しいところです。
こちらから失礼します。記事拝見いたしました!
質問があります。
XLDはmacOS High Sierraでの動作は問題ないですか?
iTunesはFlac対応しましたか?
お時間があるときで結構ですのでよろしければ回答お願い致します。
あんこさん、コメントありがとうございます。
XLDは私の使い方だと問題は起きてなくて快適です。
iTunesは記事にも書いたとおり、まだFLACに対応していないです。
次のバージョンアップで来るんじゃないかと楽しみにしていますが、どうなりますことやらって感じですね(笑)