macOS MojaveでiSyncrを使う方法 iTunesとAndroidデバイスの同期

Cayin i5

amahikasです。MacBook ProのmacOSをアップデートしてから二週間ほどが経ちますが、ひとつだけ不具合がありました。
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)とiTunesを同期しているiSyncrというアプリが使用できなくなりました。前からもこのブログで書いてるとおり、iTunesで音楽を管理し、iPhoneで音楽を聴いていた私にとって、iTunesから離れるのはなかなか難しいです。そこで、前にiSyncrを使ってiTunesとAndroidデバイスを同期できないかと検証をしたところ、思いのほかうまくいったので、iPhoneで音楽を聴くのをやめて、AndroidベースのDAPを使うようになりました。

早速、どういう不具合が出て、どのように対処したかを書いていきます。
そもそもiSyncrって何よという方は以下の記事を参考にしてみてください。

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前提条件

本題に入る前に書くソフトウェアのバージョンを記載しておきます。

Macの型番:MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
macOS:macOS Mojave バージョン10.14
iTunes:バージョン12.9.0.164
MacのiSyncr Desktop:バージョン 5.14
OPUS #3のiSyncr:5.14.90
Cayin i5のiSyncr:5.14.94

基本的にどのソフトウェアも最新にしていますが、OPUS #3とCayin i5でiSyncrのバージョンが微妙に違うのが気になります。OPUS #3はAmazon App Store、Cayin i5はGoogle Playからインストールしているので、その差でしょうか。
また、OPUS #3はAndroid 5.1をベースにしていますが、Cayin i5は4.4をベースにしています。

不具合

二通りの不具合があります。
まず、OPUS #3の不具合ですが、OPUS #3を正常に認識するものの同期画面を開くと過去に同期をしたプレイリストが記憶されていません。また、同期をするプレイリストを選択して、同期を開始してもエラーが連発し、正常に同期されません

Cayin i5 DAPの症状はもっとひどくて、Cayin i5を認識するものの、同期画面に移る前にiSyncr Desktopアプリがクラッシュします

まあ、簡単にいうと使いものになりません(笑)
OPUS #3もCayin i5もmacOS Mojaveにアップデートする前に同期をしているので、音楽を聴くにはさほど困らないのですが、新しい音源などは入れることができません。

ちなみにこれらの不具合はUSB同期で発生します。iSyncrはWi-Fi同期もできるんですが、こちらは使用したことがありません。

解決方法

対応方法は簡単です。iSyncr Desktopアプリが正常動作をするのに必要な権限を付与します。

なお、ひとつ注意事項ですが、昨今は不正なアプリも多く出回っています。これから紹介する設定をすることによって、特定のアプリがコンピュータを制御することが可能になります。私がiSyncrアプリが不正ではないと保証することはできませんので、リスクも承知の上で、設定をしてくださいませ。

「システム環境設定」画面から「セキュリティーとプライバシー」をクリックしてください。続いて「プライバシー」タブをクリックします。

「アクセシビリティー」の設定項目に「iSyncr.app」を追加します。この設定をすることにより、「iSyncr.app」(iSyncr Desktop)はコンピュータを制御することが可能になります。

「オートメーション」の設定項目を見るとiSyncr DesktopがiTunesを制御できるようになっていればOKです。

動作検証

OPUS #3は問題なく同期ができましたが、Cayin i5は相変わらず同期画面に移る前にアプリがクラッシュしますね。

こちらがOPUS #3を接続したときのiSyncr Desktopの画面です。

iSyncr DesktopがOPUS #3とiTunesに正常にアクセスができると同期画面に移ります。前回同機をしたプレイリストを記憶しているのもわかります。
Cayin i5だと、この同期画面に移る前にiSyncr Desktopがクラッシュします。

iSyncr Desktopにまだ権限が足りないのかなと思い、先ほどの「セキュリティーとプライバシー」画面に戻って、「フルディスクアクセス」をiSyncrアプリに付与しました。

さらにOPUS #3はMTPモードでMacに接続していますが、Cayin i5はUSBモードで接続しています。Cayin i5もMTPモードに変更してみました。
しかし、これでもダメでした。

左がOPUS #3、右がCayin i5

こうなってくるとAndroid OSのバージョンによって挙動が変わってくる可能性もありますね。

まとめ

こんなわけでOPUS #3は無事に同期ができるようになりました。同期対象のプレイリストの曲を変えて、同期をしても同じ曲がOPUS #3に同期されているので問題なしでしょう。Cayin i5については残念ながらNGでした。もう少し調べてみますが、最悪の場合、OPUS #3でCayin i5のmicroSDカードを同期すればCayin i5でも問題なく使えるという方法もあるので、しばらくはこの方法で運用してみようと思います。

Twitterのフォロワーさんと会話をしていて思ったのですが、Wi-Fi同期であれば不具合も解消されるかもしれないので、今度やってみようと思います。

今回は以上です。

コメント

  1. […] プレーヤー)を使い始めて3年が経ちました。当初はiTunesとAndroidデバイス間で同期が出来るiSyncrを開発しているJRT StudioのRocket Playerを愛用してましたが、昨年からNeutron Music Player(以下、 […]

  2. 生姜野郎 より:

    現在iPhoneからの脱却を計っている生姜野郎と申します。候補にCayin5iiをあげていたので参考になりました。また続報をお待ちしています。長年apple製品に囲まれて生活しているのでなかなか断ち切れずiTunesを使い続ける方法を模索中です。

    • amahikas より:

      生姜野郎さん、コメントありがとうございます。
      Twitterでのフォローも感謝です。

      iTunes仲間ですね。私もなかなか脱却できません(笑)
      Cayin i5の同期問題ですが、Wi-Fi同期で解決しました。現在は問題なく同期ができてます。
      三万円台でAndroid型のDAPというと選択肢が狭まるので難しいですね。
      Cayin N5iiはi5よりもAndroidのバージョンが上がってますしお薦めです。
      音のほうはi5に比べると少しエッジが立ってるのが特徴ですかね。

      iTunesからの脱却シリーズは続けますので、楽しみにしていてください(笑)

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