開放型ヘッドホン ELEARでケーブルの聞き比べ MOON AUDIO Silver DragonとBlack Dragon

amahikasです。
前回は、ただいまお気に入りの開放型ヘッドホンELEARのレビューを書きました。
友人のELEARを一度聴かせてもらっただけでかなり気に入っていたのですが、自宅でじっくりと聴いてみてELEARがかなり私の好みであることがわかりました。

今回はELEAR用のケーブルを聞き比べてみようと思います。
ELEARに標準でついてくるケーブルは一本で、4mと長めのケーブルです。
機器側は6.3mmのステレオジャックで、ヘッドホン側は3.5mmジャック×2で両出しとなっています。

標準ケーブル

前回試聴をしたように標準ケーブルでも十分にいい音がするのですが、ケーブルが長くて重たいため、取り回しはあまりよくありません。
ヘッドホンアンプやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)とリスニングをする位置が離れている場合は、4mという長さも有用ですが、日本の一般的な住居だとあまり出番はなさそうです。
それと機器側が6.3mmのステレオジャックなのでポータブル製品で使う場合は、6.3mmから3.5mmの変換アダプタが必要となったりします。

今回紹介をするケーブルはMOON AUDIOのSilverdragonとBlackdragonの2本です。
MOON AUDIOはアメリカのノースカロライナ州に拠点を構えるメーカーで、音楽とオーディオ好きが高じて興した会社です。
Silver DragonやBlack Dragonといったケーブルで有名ですが、ヘッドホンやアンプの販売もしています。
面白いのは他メーカーのヘッドホンやイヤホンに自社製のケーブルをつけて販売している点です。例えばSonyやGRADO、FOCAL、HiFiManといったメーカーのヘッドホンを購入しつつ、Silver DragonやBlack Dragon、Blue DragonといったMOON AUDIO社のケーブルを選ぶことができます。さらにいろんなカスタマイズにも対応していて、長さはもちろん、プラグの種類も豊富な選択肢があります。

例えば、私がDT 1770 PROとDT 1990 PRO用のケーブルをオーダーするとなるとSilver Dragonだと275ドル、Black Dragonだと215ドル、Blue Dragonで165ドルとなります。

Silver Dragonのオーダー例

いろんなプラグを選ぶことができるのがわかると思います。
まあ、マニアによるマニアのためのメーカーといった具合です。
MOON AUDIOの詳細については公式サイトを参考にしてください。

Silver Dragon

Silver DragonはMOON AUDIO社が2003年に最初に開発したケーブルで、銀素材をベースに作られています。
V1、V2、V3があるんですが、V1は主にイヤホン(IME)用、V2はインターコネクト用、V3はヘッドホン用となっているようです。

Silver Dragon

今回試聴に使うSilver Dragonは2本を結合しているのでちょっと変わっています。
1本はヘッドホン側が3.5mmジャック×2で機器側がXLR 3Pinです。もう一本はXLR 3Pinで機器側が2.5mmバランス接続端子です。
2本のSilver Dragonを接続することによってELEARを2.5mmバランス接続端子のある機器と接続できるようになります。
すっきりと一本でおさまっていたほうが良いのですが、持ち主がXLR 3Pinで接続する機器を使っているのでこのような構成になったとのことです。

Black Dragon

Black Dragonは銅素材をメインに作られているケーブルで、高域を変えることなく、低域の聴感を増やし、滑らかな聴感が特徴となっています。
私がDT 1990 PRO用に買うならBlack Dragonが良いかなと思います。1770は迷うところですね。

ちなみにおっとも安いBlue Dragonは基本的にケーブルで味つけをせずに、少し解像力を増すのが特徴のようです。DT 1770 PROに合うのかなと個人的には感じます。

今回試聴をするBlack Dragonですが、機器側は6.3mmステレオジャックでヘッドホン側は3.5mmジャック×2というオーソドックスな構成になっています。

Black Dragon

写真にもある通り、非常にすっきりとしたデザインです。適度な柔らかさがあるので絡まりにくく、ポータブルユースにも良さそうです。これはSilver Dragonも共通しています。

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