ポタ研 2017冬レポート その2 AKG N30とN25

amahikasです。ポタ研(ポータブルオーディオ研究会)2017冬のレポートその2です。
この記事ではAKGの新しいイヤホンについて感想を書きます。

AKGはポータブルオーディオにこれほどはまる前にヘッドホンの518DJ LEを愛用していました。使い勝手も非常に良かったので一時は三本ほど所有していたほどです(笑)

試聴環境

今回の試聴環境ですが、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)にはCayin i5 DAPを使用しました。
DAPの試聴にはDENONの密閉型ヘッドホンAH-MM400を使用しています。
Cayin i5 DAPですが、最近いろんな製品と組み合わせて試聴をしていますが、感度の高い製品だと高域が粗くなる傾向になりやすいのではないかと思い始めています。
特にイヤホンやカスタムIEMに多いです。ヘッドホンは問題ないです。

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2017年2月版)
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AKG N25

昨年、姪のためのイヤホン選びでN20を聴いて印象が良かったのでN30も聴いてみました。
上位機種のN40も一度試聴をしていますが、価格の割にはいまひとつという印象でした。
AKG N40には帯域を調整することのできるフィルターが付属するので、うまく調整をするといいのかもしれませんが、店頭でフィルターの交換をするのもなかなか大変なのでまだ試していません。

AK N25はAKGのNシリーズの中でも少し変わった製品です。
N40とN30はハイブリッド型でエントリーモデルのN20はダイナミック型です。
N30とN20の間に入るN25はデュアルダイナミック型でドライバが二つ搭載されています。
価格は二万円弱になるとのことです

それでは試聴結果を書いていきます。

Crush / Kelly Sweet

中域と低域に量感があります。中低音寄りですね。
高域はやや粗く聞こえます。
解像力よりもリスニングに適した柔らかく温もりのある音です。

At The End Of The Day / Les Misérables

この曲では全体的なバランスがいいと感じました。
中低音はしっかりとオーケストラの迫力を出してますし、高域もきれいで細かい表現もそこそこできてます。
さすがに同じ日に試聴をしたMaverick IIほどではありませんが、価格を考えれば上出来と感じました。

Flesh and The Power It Holds / Death

密度が上がっても問題ありませんでした。ただし、高域の粗さは多少ありますね。
それとスピード感はあまり感じられなくて、あくまでもゆったりと聴かせる製品だと感じました。
細かく分析的に聴くと言うよりも気持ちよく聴かせる製品ですね。

Rio Rush / Fourplay

この曲もゆったりと気持ちよく聴かせてくれました。
低域の沈み込みはそこそこです。
高域も上までよく出る感じではなく、レンジの狭さは少し感じました。

Bisso Baba / Bob James

この曲も低域はそこそこ沈み込んでます。
中域の量があるので雰囲気もよく出てますが、高域が少し物足りないのと、ピアノの音色が今ひとつと感じました。
この辺は価格なりかなと思います。

AKG N25のまとめ

N25はN20と同様に耳掛けをするタイプではありません。
私の場合、耳掛け型のほうが装着感が合うようになるんですが、N25は本体の形状が耳掛け型と似ているので通常よりも装着感はいいように感じました。

N25本体

本体とプラグ

デザインと質感も悪くなかったです。

音についてはもう少し高域に滑らかさが出るといいなと感じました。
二万円弱の価格帯でいうとMee AudioのPinnacle P1を思い浮かべましたが、対抗馬としては十分という印象です。
音の傾向も似てるように感じました。 

AKG N30

続いてN30です。
N40の弟機となります。N40には3種類のフィルターが付属しますが、N30は「REFERENCE SOUND」と「BASS BOOST」の2種類のみです。

構造とパーツ、チューニングはN40と変わらないそうなので一万円ほど安いN30(三万円弱を予定)は買いやすいと言えますね。むしろN40がどうなってしまうのか心配です。(笑)

Rio Rush / Fourplay

こちらもゆったりとした低域です。N25よりと比べると量が増えているのとややブーミーになってます。
高域の質が良いですね。N25よりも明らかに良くなりました。特にキレと解像力が増しています

低域はN25と同様に自然で温もりのある音でしたが、量はN30のほうが多いという印象です。

Master of Puppets / Metallica

音の余韻がちゃんと聞こえてます。
音源がそれおほ高解像ではないので、よく合うように感じました。
昔、518DJで聴いていた感覚に近いです。
そういう意味では今時の高解像力でキレキレ、スピード感もある音とは違いますが、個人的には懐かしい音に感じました。(笑)

Crush / Kelly Sweet

この曲にも合いますね。
包み込むベース音がうまく表現されています。低域は結構な量感を感じますね。
アコギの鳴らし方もとても自然です。

Flesh and The Power It Holds / Death

出だしのギターはヒステリックな音に聞こえました。音源に近い鳴り方と感じます。
中域、低域ともにデスメタルの迫力がよく出ていますし、そこそこ細かな表現もうまいのでテクニカルな音も聴かせてくれます。
前述の通り、今どきのタイトで高解像力の音ではありませんが、この曲もどこか懐かしさを感じました。

Rangers / A Fine Frenzy

低域と高域のバランスを確認するためにこの曲を選びました。
低音の表現は問題ないのですが、シンバル音がやや不自然になりました。
これはCayin i5の影響もあるかなと感じます。

AKG N30のまとめ

音についてはN25よりもひとまわり上のように感じました。ただし、N30は低域が少し出すぎですかね。

デザインですが、ハウジングはマット仕上げになっていて個人的には好みでした。

N30本体

N30本体

ケーブル

ケーブルはY字分岐より上の耳に近い部分がShureのケーブルに近い感触でした。
Y字分岐よりも再生機に近い側はナイロン製で触り心地は良好。タッチノイズもありませんでした。

Cayin i5 DAPの音量は50前後で聴きましたが、高域が聞こえづらかったので音を上げた結果です。
通常であれば40から45で十分でしょう。

まとめ

どちらも中低音寄りで自然な音を聴かせてくれました。
また、価格もN40に比べると手を出しやすいのがありがたいです。

高域にキレのあるN30のほうが好みでしたが、低音の量は少し多すぎますかね。
雨の日にサクッとiPhoneに直接接続をして使おうと考えているのでN30は環境を変えてもう一度試聴をしてみたいです。

以上です。
本記事ではAKG社のイヤホン二つの試聴結果を書きました。
前回の記事は以下を参考にしてください。

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