Massdrop × beyerdynamicが密閉型ヘッドホン DT 177X GOを発表

DT 1770 PRO

amahikasです。
先日、MassdropからDT 177X GOが発表されました。DT 1770 PROを愛用している私としては非常に気になる製品ですので仕様などについて整理をしておきます。

Massdropとは

私は2014年頃からアカウントを持っていますが、Massdropから商品を購入したことはありませんし、頻繁にサイトを閲覧しているわけではないのであまりよく知らないというのが正直なところです。
よって、ここでは私が知っている知識の中でMassdropの説明をします。

Massdropはコミュニティー型のコマースプラットフォームで日本語でいうと共同購入に近いサービスです。特徴的なのは共通した趣味を持つユーザーの声を拾っているというところで、実際にユーザー同士でどのような商品が欲しいかを議論し、ある程度まとまった段階で投票をして商品を決めていきます。商品が決まるとMassdropの運営がメーカーと交渉をし、製品開発および販売に結びつけています。
すべての製品が開発および販売につながるわけではないと思いますが、以前から魅力的な製品が多数販売されているなぁと思って見ています。

市場価格よりも安く購入が出来るのも強みのひとつで、コアなユーザーが投票をした結果、Massdropが交渉をしているので販売台数が把握しやすいため、安価に提供することができるのでしょう。
ソーシャルネットワーク時代ならではのサービスと言うことで面白いなと思って見ています。

DT 177X GO

DT 177X GO

今回発表されたDT 177X GOはMassdropとbeyerdynamicの共同開発となる製品です。これまでも何度か二社で共同開発をしていてDT 770 Pro、DT 990 Pro、Amiron Homeといった実績があります。

177Xの詳細についてはMassdropを参照してください。

Massdrop x Beyerdynamic DT 177X GO Headphones | Closed-Back Audiophile Headphones | Drop
A collaboration with world-renowned headphone manufacturer Beyerdynamic, the DT 177X GO has the kind of German-made quality you can see, hear, and feel.

英語ですが動画でのレビューもあります。

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DT 1770 PROとの違い

DT 177X GOはDT 1770 PROをベースに開発されていますが、いくつか違いがあります。

  • 音質
  • インピーダンス
  • ケーブルコネクタ
  • 付属ケーブル
  • イヤーパッド
  • ヘッドバンドのスティッチ

音質

まず、DT 1770 PROユーザーとして気になるのは音質です。MassdropによるとDT 177X GOは音を少しウォーム(smooth)にしてあるとのことです。1770はモニター然とした音を出しますが、リスニングに適したチューニングになっているようです。コミュニティーを見るとAmiron Homeに近い音という説明もありますね。
私は1770の音が大好きですが、Amiron Homeもきらいではありません。むしろAmiron Homeも欲しいと思っていたんですが、開放型のヘッドホンを使う頻度が少ないため、DT 1990 PROのほうを購入したという経緯があります。
現在、外出用に使うヘッドホンとしてはMEZEの99CLASSICSとNEOを使っていますが、DT 177X GOはMEZEの2製品をより好みな音だといいなと期待しています。

インピーダンス

DT 1770 PROは250Ωですが、DT 177X GOは32Ωです。おそらくiPhoneなどのスマートフォンでも鳴らせるのではないかと思います。
DT 1770 PROは元々スタジオで使うために設計されているので、本体は大きく、携帯型の端末では鳴らしづらいです。DT 177X GOはサイズこそ同じですが、鳴らしやすくなったため外でも使うのが容易になりました。
個人的には音への影響も多少はあるんじゃないかと思っています。

ケーブルコネクタ

1770はmini XLR 3Pinですが、177Xはmini XLR 4Pinとなっています。コアなポータブルオーディオユーザーはバランス接続を好むということから4pinにしてバランス接続をしやすくしたとのことです。

付属ケーブル

仕様を見ても付属ケーブルの詳細について記載はないのですが、「DISCUSSIONS」を見ると2mのケーブルが付属すると記載されています。また6.35mm TRS端子となるようです。
177Xは携帯性を強化した製品なので1.2mくらいのケーブルを付属して欲しいなと思いますね。端子も3.5mmのほうがいいんじゃないかと思いますが、変換アダプタも同梱されるようです。

イヤーパッド

1770にはベロアと合皮のイヤーパッドが付属しますが、177XにはSheepskinとベロアのイヤーパッドが付属します。Sheepskinのイヤーパッドは合皮よりも優れた装着感を目指したとのことです。
イヤーパッドは装着感を良くする上でも重要ですが、遮音性と音漏れにも影響してくると思います。1770は比較的騒音の多い地下鉄でも問題なく使用できていますが、177XとSheepskinのイヤーパッドでどうなるか楽しみです。多少なりとも音にも影響するでしょうしね。

ヘッドバンドのスティッチ

1770のヘッドバンドを見るとグレーのスティッチがありますが、177Xは青になってるようです。無骨なデザインの1770ですが、177Xはもう少しお洒落になりそうです。

まとめ

とりあえず、私はPre Orderをしました。製品が発送されるのは9月なので気の長い話しですが、楽しみに待つことにします。

1770は非常に気に入っていて、2015年の10月に購入してからずっとメインで使っています。他の密閉型ヘッドホンも試聴しましたが、1770ほど好みに合う製品にはまだ出会ってません。1770を買うまではBeats ProやMDR-Z1000、P7と毎年のようにヘッドホンを買い換えていたのが嘘のように止まりました。
2015年に購入した1770は問題なく動作していますが、見た目はだいぶへたってきたのでそろそろ2台目を購入しようと思っていたところに今回の177Xが出てきたので飛びついたというわけです。177Xが好みじゃなかったら売却をして1770に変えようと思っています(笑)

177Xは5月15日までにPre Orderすれば$380で購入できるようです。5月16日以降は$450になります。
177Xは1770と比べてAmiron Homeに音が似ていて、少しウォームということから不安もあるんですが、前述の通り、1770が少しウォームになるくらいなら私の好みから大きく外れることはなさそうと判断しました。

私はいち早く177XをPre Orderしましたが、誰にでもお薦めするというわけではありません。
1770の音が気に入っていて買うのを迷ってるという場合は、1770から買うのがいいのではないかと思います。1770は代理店が変わってから45,000円弱で購入出来るようになったので、リスクをおって177Xを購入することはないかと思います。
1770の音が真面目すぎていまひとつと感じた方や、Amiron Homeの密閉型が欲しいという方には177Xが合うかもしれません。Amiron Homeの密閉型というとAmiron Wireless JPという製品もありますが、私が試聴をした結果ではいまひとつでした。

まあ、実際に177Xが発送されるのは9月からなので焦ることもないでしょう。私のような物好きのレビューを待ってからでもいいと思います(笑)

177Xを購入する場合、以下のリンクから購入をすると$10の割引を受けることが出来ますので活用してくださいませ。

Massdrop x Beyerdynamic DT 177X GO Headphones | Closed-Back Audiophile Headphones | Drop
A collaboration with world-renowned headphone manufacturer Beyerdynamic, the DT 177X GO has the kind of German-made quality you can see, hear, and feel.

私も多少なりとも恩恵を受けることが出来るようです(笑)

今回は以上です。
以下の記事も合わせて参考にしてくださいませ。

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コメント

  1. […] DX220は相変わらず主に外で使ってます。秋から春にかけてはDT 1770 PROかDT 177X GOで使うことが多いです。自宅ではスピーカーで音楽を聴くことが多いのでネットワークプレーヤーのNP-S303か […]

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