秋のヘッドホン祭2017レポート その1 ヘッドホン編 beyerdynamic Aventho wireless、Klipsch Heritage HP-3

Klipsch Heritage HP-3

お次はKlipschのHeritage HP-3です。

HP-3

サイズ的には同じ開放型ヘッドホンのDT 1990 PROよりも少し大きいくらいです。
ただし、見た目よりも軽く感じました。
質感は良かったですし、イヤーパッドの感触も非常に良かったです。

全体的に滑らかな聴感で好印象です。
バランスは少し低音寄りで高域は控えめです。しかしシンバル音が細かくて滑らかというのはわかりました。
低域の量が多いにもかかわらず、開放的で抜けもよく落ち着いた上品な音と感じました。

この曲では音場が広いと感じました。
シンバルなどの高域は軽やかに鳴って、低域は落ち着いた鳴り方ですね。
ピアノの響き方もきれいですが、量がもう少しあるといいなと個人的には感じます。

中域は少し音の線が細いと感じました。ただ、曲の持つ迫力は表現できてますね。
ギターのリフの音が独特だなと感じました。スピード感やキレはさほどあるわけではないのですが、不思議な心地良さがあります。言葉で伝えるのが難しいです。

短い時間での試聴だったので、この製品の特徴を把握することが出来なかったのが正直なところです。
リスニング向けのチューニングでモニター系とは違う鳴り方をします。味つけも濃いほうですね。
ただ、どの曲を聴いても独特の鳴らし方をしていたのが印象的で、面白い製品だなと感じました。

デザインや質感も良かったのが好印象です。特にイヤーパッドの触り心地が良くて快適に視聴が出来ます。

本記事は以上です。
その他の製品については順次アップしていきます。