気ままに試聴 iFi Audio イヤホンアクセサリー iEMatch

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Cayin i5とVE5の試聴結果

Bisso Baba / Bob James

i5直とiEMatchを挟んだときの違いですが、まずは音量が異なります。
i5直だと35、iEMatchを挟んだときは49です。

音質については集中をしないとわからない違いです。
若干、中域から低域にかけて音場が広くなります。
高域で目立つのは解像力が増すことですね。ピアノやシンバルの音がより細かく、明瞭になります。

全体的な聴感はあまり変わらないんですが、音の粒は細かくて滑らかになります。

Flesh and The Power It Holds / Death

この曲では違いがよりわかりやすくなりました。
基本的な違いは前の曲と同じです。ただし、スピード感はi5直のほうがあります。iEMatchを通すとややスピード感が少なくなります。

好みにもよると思いますが、この曲についてはVE5直のほうが好みに合います。

Rio Rush / Fourplay

この曲ではダイナミックレンジが広くなったことが感じられました。
i5直だとやや平面的に聞こえるんですが、iEMatchを挟むと小さな音と大きな音の差がより大きくなって奥行きが感じられます。
ドラムのアタック音はi5直のほうが強くて好みなんですが、iEMatchを挟むと柔らかい音になります。シンバル音もiEMatchを挟むほうが少し聴きやすくなります。
全体的なバランスですが、i5直だとどの帯域も厚くて力強いのですが、iEMatchではいい感じに調整をしてくれて、目立つところと控えめになるところがはっきりとなるように感じます。
i5直のほうが音源通りだと思いますが、iEMatchを挟むと聴きやすくなるのと音源の魅力が増すように感じました。
それと低音域はiEMatchを挟んだほうが量感が出ます。音場も少し広がりますね。

At The End Of The Day / Les Miserables

高音域に違いが出ました。iEMatchを挟んだほうが細かくて滑らかです。
i5直に比べるとiEMatchはメリハリが出ますね。前の曲と同じように目立つ音と控えめな音の区別がつきやすくなります。

この曲に関してはどちらがいいという判断は難しいです。
割と音源通りに全帯域を力強く聴かせるi5直と、独自の解釈でメリハリをつけるiEMatchでは好みによるところが大きいと思います。

Master of Puppets / Metallica

この曲もどちらが良いというのは難しいですね。
i5直だと音源通りに粗も聞こえます。これはこれで個人的には好きなんですが、iEMatchは音源の粗をうまく隠すなぁと感じます。

i5直のほうはメタルの迫力や力強さが伝わってきて、iEMatchを挟むと聴きやすくなるという感じですね。
この曲ではiEMatchを挟むとホワイトノイズが減ることもわかりました。

Crush / Kelly Sweet

この曲では大きな違いを感じることができませんでした。
iEMatchのほうが全体的にわずかにまろやかになるくらいですね。

Days of Wonder (Original Mix) / M6

この曲はほとんど違いを聞き分けることができませんでした。
iEMatchを挟んだほうがわずかにマイルドな聞き心地と感じますが、かなり集中して聴いても違いはわからないですね。

The Millionaire Waltz / Queen

この曲は比較的わかりやすいです。
iEMatchを挟むとホワイトノイズが減るのと、メリハリが出ます。結果的に聴きやすい音になりますね。
例えば、シンバルを激しく叩くパートではi5直よりもiEMatchを挟んだほうが聴きやすいです。

Cayin i5とPinnacle P1の試聴結果

Bisso Baba / Bob James

う〜ん、この曲に関してはVE5と一緒でほとんど違いがわからないです。
iEMatchを挟んだほうがやや高音域が目立つのと低域が下まで出るようになり、量感も増すくらいです。

Flesh and The Power It Holds / Death

全体的にi5直のほうがノイズのないクリアな音に聞こえました。特に冒頭のヒステリックなギターがわかりやすかったです。
i5直のほうがスピード感もありますし、すっきりと聴くことができますね。

Rio Rush / Fourplay

iEMatchを挟むと低音域の量感が増えて音場が広がるのを感じることができました。
ただし、薄膜を一枚貼ったかのように、全体的に曇るという印象も受けました。
これは初めてですね。

At The End Of The Day / Les Miserables

この曲でも同じような結果となりました。
iEMatchを挟むと高域が目立ち、低域の量感が増えます。心持ち下までよく出るようになると感じます。
ただ、音のクリアさで言うとi5直のほうが勝っています。
iEMatchを挟むといい効果を得ることもできますが、全体的に薄い膜を一枚張ったように聞こえました。

Master of Puppets / Metallica

この曲はi5直だとシンバルを中心とした高域がやや粗くなります。iEMatchを挟むと気になりません。
また、録音状態もさほど良くないので音量を上げていくと全体的に聴きづらくなるんですが、iEMatchを挟むとややマイルドな聞き心地になって聴きづらいと感じることがないです。

Crush / Kelly Sweet

i5直のほうが全体的にクリアでした。こういう音の密度の低い曲でiEMatchを挟むとやや音が濁るように感じます。

Days of Wonder (Original Mix) / M6

この曲はiEMatchを挟んだほうが好きです。
特に低域に量感が出て音場が広がるように感じるのが良いです。

The Millionaire Waltz / Queen

この曲はi5直のほうがクリアに聴くことができます。低域の量感はiEMatchに負けますが、タイトな低音のほうが気持ちの良い曲ですね。
中間部の激しい部分はiEMatchのほうが聴きやすくなりました。

 

まとめ

最終的にiEMatchの効果がそれなりにわかる結果となりました。
まず、悪い点から書いていくと、音の密度が低くて静かな曲では薄い膜を張ったように、音が濁るのを感じました。やはり接点を増やしてしまうとクリアさが損なわれると感じます。
個人的に昔から心がけていますが、特にアナログの場合はなるべく接点を増やさないようにしています。

良かった点は低音域です。下まで出るようになりますし、量感も増えます。
その分、音の密度が低い曲ではキレがなくなると感じましたので、好みによって評価が分かれるところでもあると思います。
高域については音の粒がやや滑らかになり、全体的に目立つようになります。個人的には重要な部分で、全体的に聴きやすくなると感じました。
特に音の密度が高い曲や録音状態があまり良くない曲での効果は大きいです。

最近、富に感じることですが、私の環境はヘッドホンで気持ちよく鳴らすように構築しているので、イヤホンやIEM(インイヤーモニター)には合わないことがあります。
iEMatchはデメリットもあるものの、特に高域が粗くなりがちなイヤホン(IEM)でも気持ちよく鳴らしてくれるので効果は大きいように思います。
逆に言うとすでにイヤホン(IEM)でしっかりとした環境を構築してる方には無用の長物になる可能性もあるでしょう。

今回は以上です。

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