amahikasです。
OPUS #3を買ってきた日に少しVision Earsの新しいカスタムIEM(インイヤーモニター)を聴いてきました。
カスタムIEMの記事を書くのは久しぶりです。VE5購入後もいくつか試聴はしましたが、あまり好みではなくて記事にしても中途半端になるかなと思ったりしてボツにした記事がいくつかあります。
しかし、Vision EarsのVE8となれば話は別です。
カスタムIEMメーカーの中ではVision EarsとFitearが私の好みに合いますので、今回のVE8はしっかりと試聴をして記事にしたいと思いました。
試聴環境
今回はTwitterのフォロワーさんのbeepさんからお借りしているOPUS #1に直接接続をして聴きました。
Cayin i5やこれまでの私の環境からすると少しウォームでリスニング寄りの音なのでご承知おき下さい。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。
それでは試聴結果にいきたいと思います。
試聴結果
Bisso Baba / Bob James
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)にOPUS #1を使っているからか、一聴してリスニング寄りと感じました。全体的にウォームな音です。
縦のレンジが広く、音に深みがあります。それと奥行き感も増してますね。
全体的なバランスとしては中域の量が多いと感じます。
Flesh and The Power It Holds / Death
音の密度が高いこの曲も問題ないです。
デス・メタルの迫力はしっかりと表現できてますし、スピード感もあります。
音の粒は細かくて滑らかです。これはVision Earsの製品に共通する特徴ですね。
音量をいつも以上に上げてみましたが、聴きづらくなることはありませんでした。
低音の響き方が良くて表現力が増してるなと感じます。
VE5の低音を豊かにして解像力を増したという印象です。
VE6の低音域の量を増やして解像力はそのままと言うこともできます。
Rio Rush / Fourplay
この曲にはとても良く合います。
シンバルやピアノの音を聴いて、高域も表現力が増してるように感じました。
音の響き硬や余韻の残り方が良くなっていますね。
At The End Of The Day / Les Miserables
冒頭のパーカッションと歓声ですが、高域の解像力は相変わらずいいです。クラッシュシンバルの音も滑らか。
全体的にウォームな聞き心地ですが、音の粒が細かくて滑らかです。低い弦楽器の沈み込みも良いです。
Master of Puppets / Metallica
古い音源も良い感じに聴くことができました。
迫力、スピード感、音の響き方とどれも高いレベルの音を聴かせてくれました。
この曲も音量をいつも以上に上げてみましたが、聞きづらくなることはありませんでした。
まとめ
結論から言うとVE5の解像力を強化した、もしくはVE6をリスニング寄りにしたということになると思います。
個人的にはVE5の解像力を増したという印象のほうが強いです。
高域もよく出ていますが、どちらかというと中音域と低音域の主張が強いように感じました。
解像力はVE6ほどではありませんがVE5とりは向上しているという印象です。
VE5ユーザーならばステップアップになると思いますが、VE6のすっきりとした音が好きという方にはお薦めしません。
ただ、VE6を持っていてVE5のような製品と使い分けたいという場合は、検討に値すると思います。
いろんな製品を聴いていますが、やはり基本性能のレベルが高くて、私の好みに合うなというのが正直な感想です。
しかし、30万弱という価格を考えると、私は欲しいとは思いませんでした。というか、買えません(笑)
現在、使っているVE5で十分ですね。
私がVE5を購入したときにVE8が発売されて23万くらいなら多いに迷ったでしょう。(笑)
あの時はVE5とVE6で相当迷いましたが、今回のVE8は価格帯が違いすぎて迷う余地がないように思います。
ただし、オーディオ製品にかける予算は人によって違いますし、VE5よりも良くなっていることは確かなので、VE8を購入するユーザーを否定することはありません。
羨ましいだけです(笑)
今回は以上です。
以下の記事も参考にしてくださいませ。
コメント
なるほど。自分はANDROMEDAは非常に気に入ったのですが曲によっては高域が強いからか粗いからかバックで鳴っている楽器の音が霞んでしまうことが少しあったように感じたので購入を迷っています。Xelentoもいいんですね!是非一度聞きに行こうと思います。
kkさん、
ANDROMEDAを検討してるのでしたら同価格帯のXelentoは面白いと思います。
あとはDITAのAwesome Truthも良かったですよ。
高域が粗くなる点については私もかなり悩んでいます。
とりあえず、私が使っているDAPのi5よりもOPUS3のほうが粗くならないことはわかりましたが、1770や1990といったヘッドホンに比べると粗くなりがちですし、綿時が望む高域はなかなか出ないなと感じています。
今後、OPUS3で色々と試聴をするつもりですが、結論としてイヤホンにあまりお金をかけないほうが私の場合は良いということになる可能性もあるかなと思っています。
この辺はヘッドホンとイヤホンのどちらを頻繁に使うので判断が分かれるところだと思います。
ブログ楽しく拝見させていただいております。Campfire AudioのANDROMEDAは試聴されことありますか?あれば感想を聞きたいです。
kkさん、コメントありがとうございます。
ANDROMEDAは店頭で一度試聴しました。
中域と低域は素晴らしかったです。
ただし、i5で聴いたからだと思いますが、高域は粗くなってしまいました。
10万~15万のレンジだとANDROMEDAとXelentoの印象が良いです。
OPUS #3を買ったのでこの二つはもう一度聴きたいと思ってます。
高いので買うかどうかはまだ決めかねています(笑)