オーディオクラスタの皆様こんばんわ
良い子の味方栗鼠さんです。
今回は真面目に100%オーディオネタで行きたいと思います。
真面目と言えば栗鼠室。栗鼠室と言えば真面目です。
すいません嘘です
今回ご紹介するのはこちらハイ出たドン
すいません間違えました。こっちですね
そう皆様ご存じゼンハイザーのHD800です。
HD800はゼンハイザーの白州と言っても過言では無いでしょう。
まさにサントリーのHD800です。
白州さんは私が最近オーディオにハマりだしたきっかけのヘッドホンでもあります。
一聴してその音にヤられてしまい、気が付いたら買ってました。
その最大の特徴は凄まじく広大な音場にあります。
ただ今回このヘッドホンを紹介するのは、オススメするというよりも
「このヘッドホンには多くを教えて貰った」
という意味でのご紹介になります。
こいつが最近の私にとっての価値基準の全てなのです。
個人的には「白州さんはオーディオ鑑賞には不向きである」というのが
段々結論としては固まりつつあります。
それは何故かと言いますと白州さんが
1.凄まじく広大な音場を持ち
2.分離に優れ
3.ハイレンジ
4.かつ全帯域でタイトである
という、近年のトレンドを全て凝縮したような特徴に由来すると考えます。
何故これらの特徴がオーディオ鑑賞をする上で足かせになるかと言いますと
それは一重に分離が良い上に定位が正確、しかも音場が広すぎるからです。
例えば友人に貰ったインディーズの音源とかも、普通のイヤホンとかヘッドホンで聴くと
滅茶苦茶いい曲なんですが、これがHD800で聴くと正直聴けたものではないです。
まるで屋外で20m先に置いてあるスピーカーから音が漏れてるような
変な定位になってしまう。
DTMで作られたEDMとかもプラネタリウムの壁に均等に埋め込まれたスピーカーから音が出てるような、変な音になることが多々あります。
これは恐らくは、HD800の特性ではなく単純に音源の定位の特性なのです。
私の少ない手持ちの音源でHD800で聴ける曲はほぼオーケストラに限定されます。
そして「ああ、この曲は音の定位がちゃんとしてるな」
とついつい分析的に聴いてしまう。それがイイという方もいるかもしれませんが
それまでは音場は広ければ広いほど良い、分離は良いほど良いと少し思い込んでいたのですが
やはり何事もバランスが重要なのでしょう。
散々色々弄った後に
「やっぱ何事もほどほどが大事」
という当たり前の結論に至った今日この頃です。
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