じっくりと試聴 DAP SHANLING M3s

DAP
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開封と同梱物

外箱

外箱です。本体も小さいのでパッケージも小さくなっています。

内箱

内箱を開けるとこのようになっています。
最近は派手なパッケージも多いのですが、M3sはとてもシンプルで好印象です。

同梱物

同梱されているのはマニュアルと保証書、USBケーブル(Type A−Type-C)、リセットボタンを押すための器具、microSDカード用のアダプタ、液晶保護フィルムです。必要なものはしっかりと揃ってます。

外観とデザイン

まずは写真を見ていきましょう。

SHANLING M3s本体

とてもシンプルな作りになっています。
写真では赤がよく映えてますが、実物はもう少し落ち着いた赤になっています。

本体背面

ちょっとぶれちゃってすいません。これが背面になります。

本体上部

上部には電源ボタンがあります。

本体下部

本体下部には左からUSB Type-C端子、3.5mm端子、2.5mmバランス端子が配置されています。

本体左側面

左側面には操作ボタンとmicro SDカードスロットがあります。
一番上部にあるのはリセットボタンです。

本体右側面

右側面には音量つまみと戻るボタンがあります。音量つまみは押すこともできるようになっていて、操作をするときには決定ボタンの役割をします。

小さくて軽いのが好印象です。
いまのように冬の時期は上着のポケットにDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を入れてしまうので小さいという恩恵はさほど感じませんが、夏場はかなり重宝すると思います。

左からCayin i5、Shanling M3s、OPUS #3

下からCayin i5、Shanling M3s、OPUS #3

Cayin i5とOPUS #3のサイズ比較をしてみました。
i5とOPUS #3はずっしりとした重みがあるんですが、M3sはとても軽いです。

質感も良くてすべすべとした手触りになっています。
小さいだけに滑りやすいかなとも感じます。
総合するとこの価格以上の質感と作りになっていると思います。

使い勝手

SHANLING M3sはタッチパネルではなく、すべての操作を物理キーで操作します。
UIはとてもわかりやすく、iPod Classicを使っていた身としては迷うことはありませんでした。
ただし、タッチパネルの使い勝手に慣れてしまうと物理キーは不便だなと感じてしまいます。
例えば、再生中に設定メニューに移動をするときに何回も戻るボタンを押すことになります。

メニュー構成を簡単に紹介しておきましょう。

トップ画面

これがトップ画面です。
「再生中」「マイミュージック」「ファイル一覧」「再生設定」「システム設定」の5つがあります。

マイミュージックメニュー

マイミュージックメニューの中身です。
私が音源が入っているmicro SDカードを挿してもしっかりと分類してくれました。
残念ながらプレイリストはプレイリスト名は認識しているものの、プレイリストを開いても中の音源は認識していませんでした。

ファイル一覧メニュー

ファイル一覧メニューではmicroSDカードの音源ファイルを閲覧することができます。
もちろん、フォルダもしっかりと認識してくれてこのメニューからも再生が可能です。

再生設定メニュー

再生設定メニューです。
画像に見えているほかに「ゲインリプレイ」「左右バランス」「再生設定」「フォルダ間再生」もあります。
ランダムプレイやリピートプレイは「再生設定」から選択するようになっています。
前述のように再生画面から変更できないのがつらいところですが、私は基本的にランダムプレイを使うので一度設定してしまえば変更をすることはあまりありません。

システム設定

最後のシステム設定です。
画像にあるほかに「自動再生の設定」「テーマ」「時計」「時間設定」「USBモードの選択」「DSD出力モード」「出力先選択」「言語選択」「製品について」「工場出荷時の状態に戻す」「システムをアップデートする」という項目もあります。

必要な設定項目はすべて揃ってるかなと感じます。
またわかりづらいと感じる点もありませんでした。

音量

私がメインで使っている開放型ヘッドホンのDT 1990 PROだとHIGH GAINに設定をして最大100のうち90前後の音量で聴くことができました。
密閉型ヘッドホンのDT 1770 PROだと85前後です。
サイズが小さいのに出力が結構強くて驚きました。
しかし音量は十分と感じるものの、DT 1990 PROは全体的に軽めの音になりました。駆動力という点ではもうひとつかなと感じます。
DT 1770 PROについては試聴結果の通り、特に音が軽くなることもなく十分な駆動力でした。

バッテリー

ちゃんとした検証はしていません。
しかし、充電は速いですし、バッテリーの持ちも悪くありません。
電源を落とせば電池を消費しないのも好感です。スリープ状態でもほとんど電池を消費しないですね。
M3sは私が普段使っているi5やOPUS #3といったAndroidをベースとしているDAPと違って起動も速いのでバッテリーの持続性という点では扱いやすいと感じました。

終わりに

4万円という価格とサイズを考えるとよくまとまっていると感じました。
音については正直に書いたように、もう少しモニター傾向が強いほうが私の好みには合います。
基本的に私は下流(音の出口)で調整をすることが多いので、上流(再生側、音の入り口)であまりクセを出して欲しくないという思いもあります。
しかし変な音を出すことはなく全体的にクリアで安定した音を出す点は高く評価します。

使い勝手については、物理キーのみで操作をするため、不便な点もあるもののわかりやすいですし、動作も軽いです。
5日ほど実際に外で使ってみて変なバグもありませんでした。
バッテリーの持ちも良いですし、安心して使える製品だと感じました。

USBにType-Cを採用しているのもポイントは高いです。
逆にバランス端子が2.5mmというのは残念です。
今後購入する製品についてはType-Cと4.4mmバランス端子で統一していきたいと思っています。
バランス端子はなくても問題ありませんが、装備してるなら4.4mmにして欲しいと思っています。
あとはBluetoothですね。
今回、aptX HD対応のAventho wirelessM3sをaptXで聴いて、良くなってるなと感じました。
M3sくらいの価格帯ならaptX HDに対応していなくてもOKですが、6万円を超える製品はaptX HDに対応をして欲しいと思います。
私自身もaptX HDに対応しているかどうかで選ぶようになってきています。

SHANLING社にはM3シリーズの上位機種であるM5というシリーズもありますので、今後出てくると予想しているM5sに期待しています。

今回は以上です。

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