iTunes 12.7
まずは検証です。
4種類のファイルを用意しました。
ハイレゾ配信サイトのmoraからダウンロードしてきた音源です。
元は48k/24bitのFLACなんですが、Mac用のエンコーダーアプリXLDを使って形式を変換しました。
FLACの48k/24bitと96k/24bit、ALACの48k/24bitと96k/24bitの4つです。
iTunesはこれまでもALACの96k/24bitには対応してますので、ALAC 48k/24bitと96k/24bitのファイルのみが正常にインポートされればこれまでと同じ仕様ということになります。
環境ですが、iTunesは12.7、macOSは10.12.6のmacOS Sierraです。
FLAC形式のファイルはインポートされませんでした。
ALAC形式だと48k/24bitも96k/24bitもインポートされてます。
どうやら現時点ではまだMacとiTunesでFLACには対応していないようです。
9月14日時点の結果
前述の通り、まだALACの96k/24bitまでしか対応していません。
iPhoneを始めとするiOSデバイスについては48k/24bitまでしか対応しないのはこれまでと同様でしょう。
私のTwitterのフォロワー様でAppleのベータソフトウェアのプログラムに登録をしてる方がいらっしゃるんですが、iTunes 12.7、macOS High Sierra、iOS 11という環境だとFLAC 96k/24bitのファイルをiTunesにインポートできてiPhoneにも転送可能だったそうです。
もちろん、iPhoneの標準再生アプリでもFLAC 96k/24bitのファイルをを認識しましたし、標準ではない再生アプリでも認識をしたとのことです。
今後、iOS 11が9月20日、macOS High Sierraが9月26日に登場しますので、iOS 11がインストール可能になったら再度試してみたいと思います。
ただ、今回の挙動を見るかぎり、Apple製品がFLACに対応するのはmacOS High Sierraが出てからではないかなと思っています。
Mac上ではすでにXLDやAudirvana PlusといったアプリでFLACを認識することができますが、これはXLDやAudirvana PlusがFLACを認識できるようにアプリ側でFLACを認識することができれば問題ありません。
現状でiTunesがFLACを認識できない仕様になっているので、今回の結果となりましたが、
macOSのオーディオ機能を司っているCore AudioがFLACに対応をすればiTunesもFLACを認識することでしょう。
そしてCore AudioがアップデートされるのはmacOS High Sierraにアップデートするときなんじゃないかなと思っています。
今回は以上です。
以下の記事も参考にしてくださいませ。
コメント
FLACに対応した事は最近まで知りませんでした。音楽を聴く上で現実にはAACやALL,AIFFで困ることはなかったのですが、HD AUDIO配信の準備ですかね。既にTIDAL がHDストリーミングを始めているし、 HD TRUCKSはもう長いことHD DL販売を手がけています。初物食いをせず、じっくり様子を見ながら「真打ち登場」を得意とするAppleの事、iTunesビジネスのテコ入れにHD AUDIO配信を始めるのではないでしょうか。Appleの高音質配信ともなればBeatsのビジネスにもプラスになるし、早くそうしてほしいところです。
Pachecoさん、コメントありがとうございます。amahikasです。
配信系はFLACが多いので、私も同様に感じています。
変換をしなくてもiTunesに取り込めるようになるのがベストですよね。
「真打ち登場」については、私は異なる見方をしています。
iPod、Airplay、iTunes Music Storeなどは一番ではなかったかもしれませんが、音楽を楽しむことに関しては先導役を果たしていたと思っています。
よって、現状は完全に出遅れてるという印象を強く持ってますね。
早く対策して欲しいところです。
こちらから失礼します。記事拝見いたしました!
質問があります。
XLDはmacOS High Sierraでの動作は問題ないですか?
iTunesはFlac対応しましたか?
お時間があるときで結構ですのでよろしければ回答お願い致します。
あんこさん、コメントありがとうございます。
XLDは私の使い方だと問題は起きてなくて快適です。
iTunesは記事にも書いたとおり、まだFLACに対応していないです。
次のバージョンアップで来るんじゃないかと楽しみにしていますが、どうなりますことやらって感じですね(笑)