ORB Clear forceファーストインプレッション
今回試聴をした三本はどれも純正ケーブルの音と少し変わるものの、DT 1990 PROの良さは失われていないように感じました。
後は好みに合わせて選ぶという感じですね。
ORB Clear force mini XLRを選んだ理由はDT 1990 PROのバランスをあまり変えずに音の印象を変えてくれるからです。
特にメタルやロック系の音楽を聴くときは純正ケーブルよりも快適です。
Cardasのケーブルは高域が非常にきれいだったので迷いました。
Clear Forceを購入したものの、あの音もちょっと忘れがたいなと今でも思います。(笑)
ブリスオーディオのケーブルも良かったんですが、私の好みには合いませんでした。
音
前述の通り、高域は明るくはっきりとした音になります。
この高音の聞こえ方は好みが分かれるところだと思いますが、純正ケーブルと違った聴感を得たかったので選びました。
中域と低域(High Low)が厚くなるのも良いですね。
1990は1770に比べると抜けのある音が好きなんですが、曲によっては物足りなく感じることもあります。
Clear Forceはこの物足りなさを見事に解消してくれます。
デザイン
デザインですが、ケーブルは布製の材質で覆われています。
ゴムのような触り心地の純正ケーブルとは異なります。
純正ケーブルとClear Forceの写真です。
3.5mmプラグはClear Forceのほうが小さいです。
ヘッドホン側のmini XLR端子は純正ケーブルのほうが短いですね。
純正ケーブルは落ち着いたシックなデザインです。
Clear Forceは光沢があって豪華に見えますね。
Clear Forceは立派な箱に入ってきます。
さすがは2万円近いだけあります。
DT 1770 PROとCayin i5 DAPに接続をするとこのようになります。
使い勝手
音もデザインも気に入っているClear Forceですが、難点は使い勝手でしょう。
まず、ケーブルが固いです。何度か外でも使いましたが、どこかに引っかけるのではないかと心配になりますね。
DT 1770 PROとの相性も良いので外で使ってみたいんですが、お薦めはできないです。(笑)
ヘッドホン側のmini XLR端子が長く、ケーブルも固いので肩に当たることを心配していましたが、発売当初に比べるとmini XLR端子が短くなったようで私は大丈夫でした。
外で使うとケーブルの存在が気になりますが、自宅でのんびり聴いてる分には問題ないです。
まとめ
総合的に満足ですが、使い勝手が良くなるともっと良い製品だと思います。
DT 1770 PROとDT 1990 PROの純正ケーブルは十分に音が良いので、無理にケーブルを買う必要もないと思います。製品によってはケーブルを変えることで音が良くなったりしますが、最初からある程度質の良いケーブルをつけてくれたほうがありがたいです。
また、メーカーとして「この音を聴いて欲しい!」というケーブルをつけてくれるのが個人的には好きですね。
そういう意味ではDT 1770 PROとDT 1990 PROは総合的に見ても良い製品だなと実感します。
今回購入したClear Forceですが、カスタムIEM版のClear Forceとは違う音に感じました。
カスタムIEM版のClear Forceは中音域の量が多いのは一緒なんですが、縦のレンジが狭く感じたんですよね。
もう一度試聴をしてみようかなと思っています。
今回は以上です。
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