amahikasです。
例年の一ヶ月遅れでしたが、新しいiPhoneが発表されました。私は7月に久しぶりにAndroidのOPPO Find X2 Proを購入したため、今回のiPhone 12を買うことはありませんが、もちろん興味はあります。また、iPhone 8を使ってる妻のiPhoneをそろそろ買い換えたほうがいいと思ってるので、小型サイズのiPhoneに注目をして情報を集めてみました。
iPhone 12シリーズ所感
今回もっとも注目していたiPhone 12 miniの話しをする前にiPhone 12シリーズについて感じたことを書いていきます。
良かった点
発表を見て良かったと思った点です。
イヤホンと電源アダプターをオプション提供
iPhone 5からiPhone XS MaxまでiPhoneを使い続けましたが、付属のイヤホンと電源アダプター、Lightningケーブルを使ったのは最初のほうだけでした。iPhone 6の頃には付属品よりも社外品のほうが性能、使い勝手、耐久性も良かったので、今回のように付属品をなくして価格を下げてくれないかと思ってました。Lightningケーブルは変わらず付属するようですが、一歩前進といったところでしょうか。
角張ったデザイン
デザインについてはあくまでも個人的な好みですが、iPhone 6以降の丸みを帯びたデザインよりもiPhone 5sまでの角張ったデザインが好きでした。今回、久しぶりに角張ったデザインに戻ったのは歓迎です。
丸みを帯びたデザインが好きという方もいるでしょうから、4年おきに変えたら良いんじゃないかと思いますね。
サイズ
サイズの品揃えが非常によくなりましたね。
iPhone 12 mini
5.4インチ 高131.5 幅64.2 厚7.4 重さ133g
iPhone 12
6.1インチ 高146.7 幅71.5 厚7.4 重さ162g
iPhone 12 Pro
6.1インチ 高146.7 幅71.5 厚7.4 重さ187g
iPhone 12 Pro Max
6.7インチ 高160.8 幅78.1 厚7.4 重さ226g
これまではiPhone 12 miniによって幅広い要望に応えられるラインナップになったと思います。また、スペックと機能差も価格なりになってきて以前のように露骨に「廉価版」と感じるモデルがありません。欲を言えば、64GBモデルをなくせばよりバランスが良くなるかなと思います。
MagSafe
MagSafeは使ってみないとなんとも言えないところですが、iPhone本体だけでなくApplw Watchも充電できるのがいいですね。Apple以外のメーカーの製品でもMagSafe対応であれば充電できるとなおさらいいと思います。iPhone関連では久しぶりにヒットする機能になる予感がします。
悪かった点
次に悪かった点です。こちらは来年のiPhoneに期待を込めて書いておきます。
Lightningコネクタ
iPhone 12からLightningコネクタを廃止してUSB Type-Cに変更するという噂もありましたね。早い段階で著名なアナリストがLightningコネクタは残ると予想していたので、私も早々に諦めました。
7月にiPhoneからAndroidに乗り換えた理由のひとつがこのコネクタです。USB Type-Cを長く使ってるとLightningコネクタよりも耐久性が高く、使い勝手もいいことに気がつきました。来年、iPhoneに戻ることも十分に考えていますが、コネクタがType-Cになるのが大前提です。
充電速度
OPPO Find X2 Proを使っていて非常に便利に感じているのは充電の速さです。安全性についてはもう少し様子を見る必要がありますが、4260mAhという大容量のバッテリーが約38分でフル充電されるのには重宝しています。
今までは充電に時間がかかるので在宅時はできるだけiPhoneを充電してましたが、Find X2 Proにしてからは残りが20%を切ったら充電をするようにしています。思いつきで級に出かけるときでも10分も充電すれば50%以上まで回復するので、充電をする習慣から解放されました。
前述の通り、iPhone 12からMagSafeという新しい機能が加わりました。このMagSafeの使い勝手が良ければ、今以上の急速充電は不要かもしれませんね。まあ、できるに越したことはないのでiPhoneも是非65Wの急速充電に対応はしてほしいものです。
ノッチ
iPhone Xから始まった「ノッチ」(画面上部の切り欠き)は今回も変更無しでした。デザインや見た目は別に良いのですが、ノッチがあることによって情報量が減り、バッテリーの残容量を数値で表示できないのはナンセンスと思っています。
認証方法
現在のマスク時代にFace ID(顔認証)しかないのはデメリットです。Find X2 Proには指紋認証と顔認証のふたつが用意されており、両方でロック解除するようにも設定できますし、片方だけでも設定できます。COVID-19が流行してから顔認証だけだと不便に感じたので、Find X2 Proでは指紋認証のみにしています。画面内認証なので、TouchIDのように物理ボタンがあるわけではありません。
私が買うなら
私がiPhone XS Maxから買い換えるなら、iPhone 12 Proの128GBモデル(106,800円税別)かiPhone 12の128GBモデル(90,800円税別)で迷います。しかし価格差のわりにカメラの性能と機能差が大きいのでiPhone 12 Proの128GBモデルにすると思います。
ちなみにiPhone 11 Proを持っていたら今回は買い換えないです。昔の型番のつけ方だと今回はiPhone 11sという感じのスペックなので来年のほうが変化は大きいかなと期待してます。
私のようにiPhone XSやiPhone Xからであれば買い換えをお薦めしたいところですが、現在そしてこれからのマスク時代に顔認証以外の選択肢がないのは明らかにデメリットです。このような事態を予見するのは難しかったのでAppleには同情しますが、半年で計画を変更しFaceID以外の方法を搭載できなかったということは、他の方法をあまり検討してなかったのかなと思います。iPhone 12を購入する場合、マスクを外せるようになるまで不便が続くことを覚悟しておきましょう。
iPhone 12 miniとSE(第2世代)の比較
主なスペックの比較表を作成しました。
モデル | iPhone 12 mini | iPhone SE2 |
---|---|---|
プロセッサ | A14 Bionicチップ | A13 Bionicチップ |
メモリ | 未公表 | 3GB |
ディスプレイ | 5.4インチ Super Retina XDR | 4.7インチ Retina HD |
画面解像度 | 2340 x 1080 | 1334 x 750 |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | 1,400:1 |
最大輝度 | 625ニト(標準) 1,200ニト(HDR) | 625ニト(標準) |
メインカメラ | デュアル12MPカメラシステム(超広角、広角) 超広角F2.4、広角F1.6 | シングル12MPカメラ(広角) 広角F1.8 |
ズーム | 2倍の光学ズームアウト 最大5倍のデジタルズーム | 最大5倍のデジタルズーム |
カメラその他 | スマートHDR 3(写真) ナイトモード、Deep Fusion | 次世代のスマートHDR(写真) |
前面カメラ | 12MP F2.2 スマートHDR 3(写真) | 7MP F2.2 |
手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps) Dolby Vision対応HDRビデオ撮影 ステレオ録音 | 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps) ステレオ録音 |
通信 | 5G、ギガビットLTE | ギガビット級LTE |
無線LAN | MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6 | MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6 |
GPS | 内蔵GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou | 内蔵GPS/GNSS |
耐衝撃 | Ceramic Shieldの前面 4倍の耐落下性能 航空宇宙産業レベルのアルミニウム | ガラスの前面と背面 航空宇宙産業レベルのアルミニウム |
本体色 | ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、レッド | ブラック、レッド、ホワイト |
バッテリー | オーディオ再生 最大50時間 ビデオ再生 最大15時間 | オーディオ再生 最大40時間 ビデオ再生 最大13時間 |
防水機能 | IP68等級 (最大水深6メートルで最大30分間) | IP67等級 (最大水深1メートルで最大30分間) |
重量 | 133g | 148g |
寸法(高さ x 幅 x 厚さ) | 131.5 x 64.2 x 7.4mm | 138.4 x 67.3 x 7.3mm |
認証方式 | Face ID | Touch ID |
SIMフリー版価格(税別) | 64GB 74,800円 128GB 79,800円 256GB 90,800円 | 64GB 44,800円 128GB 49,800円 256GB 60,800円 |
2020年4月にiPhone SE(第2世代)が発表されたときに「iPhone 8の本体に11 Proのプロセッサを積んだ」と記事に評しました。価格的に魅力のあるiPhoneであることにかわりはないのですが、ディスプレイとカメラの性能が弱すぎると感じました。最終的に妻のiPhoneはSE(第2世代)には変更せず、2020年9月と待つことにしました。
iPhone 12 miniとSE(第2世代)ですが、ざっと見て違いが大きいのは「カメラ」「ディスプレイ」「サイズと重量」「認証方法」「耐衝撃性」「価格」ですね。価格は高くなるものの、私がSE(第2世代)に不満を感じていた部分がしっかりと強化されています。
カメラとディスプレイ
ディスプレイは私が感動をしたiPhone Xよりも良くなっています。SE(第2世代)と比べると単純にベゼルを狭くしたというだけでなく、解像度、コントラスト比、最大輝度も強化されています。同じ写真や動画でも見え方が違うことでしょう。
ディスプレイと同様にカメラもしっかりと強化されています。メインカメラはナイトモード(静止画、動画ともに対応)、2倍の光学ズーム、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影と今時の実用的な機能を搭載し、フロントカメラでもナイトモード、4Kビデオ撮影が行えます。
サイズと重量
SE(第2世代)のディスプレイサイズが4.7インチなのに対してiPhone 12 miniは5.4インチです。ここだけを見るとうっかり「12 miniは大きい」と勘違いしてしまいがちですが、実際は12 miniのほうが小さくて軽いです。
英語のサイトになりますが、macrumors.comで現状購入できるiPhoneのサイズ比較をした記事が参考になります。
認証方法
認証方法は顔認証のFaceIDのみです。iPhone 12 miniの欠点を上げるとすればここでしょう。今年は時間がなかったので仕方がないと思いますが、来年のiPhoneには顔認証以外の認証方法が必須ですね。
耐衝撃性
地味に耐衝撃性が上がっています。個人レベルでは検証のしようがないのですが、街中でディスプレイが割れたiPhoneを見る機会が減ると期待してます。
価格
SE(第2世代)は64GBモデルで44,800円なのに比べて12 miniは64GBモデルで74,800円です。3万円も価格差があるのでまともにスペックを比較するのは正しいとは思えません。
iPhoneに何を求めるかによって選択肢は変わってくると思います。とにかく価格重視で、カメラの性能やディスプレイの見栄えを重視しない場合、SE(第2世代)はいい選択肢として残り続けると思います。12 miniは大きいiPhoneはいらないがカメラやディスプレイにはそれなりにこだわりたいという場合に向いてます。
まとめ
良いところも悪いところもあった感じです。iPhone 12 ProとPro Maxについては無難なアップデートで驚きはありませんでした。ただ、スペック上だとあまり変わらないように見えるカメラの性能がどの程度良くなってるのか楽しみです。実機が販売されてから判明すると思います。
iPhone 12 miniが非常に好印象且つ期待以上だったのに比べ、iPhone 12の立ち位置が中途半端に見えます。Proと比べてもう少し安くするとバランスも良いと思うんですけどね。
12 miniはサイズ、重さ、価格だけでなくスペックもちょうどいいと思います。iPhone 12をなくしてmini、Pro、Pro Maxの三つのほうがわかりやすくて良いんじゃないかと思いました。5.4インチ、6.1インチ、6.7インチの三つのサイズも良いですし、価格とスペックのバランスも申し分ないと思います。
うがった見方をすると、iPhone 12は企業向けに売りやすいモデルとして残したのかなぁと思います。
そんなわけでiPhone 12 miniを中心にiPhone 12について書いてきました。Find X2 Proに機種変更したことを後悔しなくて済んだのは良かったのですが、来年のiPhoneにはかなり期待しています。今年は早い段階で自分が望むiPhoneは出ないとわかりましたが、来年は最後の最後まで楽しませて欲しいです。そして、iPhoneに戻ろうと思うような製品を期待してます。
今回は以上です。
以下の記事も合わせて参考にしてください。
妻のiPhone 8の買い換えにSE(第2世代)を検討したときの記事です。
iPhoneからAndroidにちょっと浮気をしてみようと考えてる方向けです(笑)
コメント