ポタフェス2018冬 レポート1 The bit OPUS #4、COWON PLENUE L

DAP

amahikasです。
ポタフェス2018冬のレポートその1です。12月15日(土)から12月16日(日)にかけて秋葉原で開催されたポタフェス2018冬に行ってきました。
気になる製品を中心に聴いてきたので、いつも通り備忘録代わりに感想を書いておきます。イベントのため5分程度の試聴の上での感想ですが参考になれば幸いです。

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試聴環境

本題に入る前に今回のイベントの試聴環境を紹介しておきます。
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)はメインで使っているCayin i5とOPUS #3のいずれかを使用しています。Cayin i5はLow GainでOPUS #3はHigh Gainです。どちらもエフェクター類は無効にしてあります。
ヘッドホンはメインで使っているDT 1770 PRO、イヤホン(IEM)もメインで使っているAKG N5005を使いました。DT 1770 PROにはORBのClear forceといういつもの私の環境で試聴をしました。

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2017年2月版)
amahikasです。 昨年のうちに更新しておきたかったのですが、インフルエンザにかかってしまって更新ができませんでした。 今回は私がオーディオの試聴に使う曲をと聴きどころを紹介します。 ちなみに前回の更新は2015年10月でした。 ...

The bit OPUS #4

個人的にかなり注目しているOPUS #4が参考出品されました。世界で初めて展示されたというだけあって現時点で決まっているのはDACがAK4497のデュアル構成、液晶パネルが5インチ、OSがAndroid 5.1.1ベースになるということくらいのようで、今後使用が変更する可能性はまだまだあるとのことでした。とは言え、2019年の春(4月から6月くらい)には発売を予定しているということでした。
OPUSシリーズは1から1sまで早いペースで発売をしてきているので、4も早いんじゃないかと予想しています。

OPUS #4の写真

本体の写真を撮ってきました。

本体正面

私が使っているOPUS #3もDAPとして液晶パネルは十分にきれいと思いますが、OPUS #4はさらにワンランク上と感じました。最近のDAPの流行ですね。

底面

底面にはmicroSDカードのスロットとUSB mini Bコネクタがあります。
個人的にOPUS #4は全面的に仕様を刷新されることを期待していたのですが、OSを含む基板部分はこれまでのOPUSシリーズと変更がないとのことでした。
よって、USBもmini Bのままになる可能性が高いということです。

上部

本体上部には3.5mmアンバラン端子と2.5mmバランス端子、電源ボタンがあります。
底面と上部の構成はOPUS #2、OPUS #3と同一ですね。
私はバランス端子をつけるなら4.4mmを期待してました。(笑)

右側面

本体右側面にはボリュームホイールがあります。OPUS #2と同じ形状ですね。

左側面

本体左側面には再生、一時停止ボタンと曲送り、曲戻しボタンがあります。こちらもOPUS #2と#3共通の構成です。

Cayin i5と撮影

Cayin i5と撮影をしました。本体は結構大きいんですが、軽めなので少し安っぽく感じるかもしれません。

Cayin i5と撮影

こちらはCayin i5と厚みを比較しました。OPUS #3はi5よりも厚みがあるのですが、OPUS #4は薄くなっています。薄くなっている分、本体がスマートに見えますね。

音の感想

DT 1770 PROを3OPUS #4の3.5mmアンバランス端子に接続して聴きました。音量はHigh Gainで130前後です。
AC/DCの”Rock the Blues Away”とFourplayの”Rio Rush”を聴きましたが、どちらも申し分なく聴くことができました。パワーはOPUS #3よりも少し増したと感じました。音量が一緒でも音の芯がしっかりと出るという印象です。
OPUS #3と比べると音は全体的に上品で落ち着いた聴感に感じました。OPUSシリーズに魅力を感じている柔らかさやアコースティックらしさは健在なんですが、さらにクラック音楽向きの音になってるんじゃないかと思います。
それでもAC/DCのような音楽も不満なく聴くことができたので、上品すぎるとは思いませんでした。
高価なので買えてないのですが、個人的に好きなPLENUE Sの音に近づいていたと感じました。

OPUS #4のまとめ

価格については何も決まっていないということですが、スペックを考えると10万は超えてくるんじゃないかと予想しています。
UIは少し変わっていましたが、現時点でコメントをするほど作り込まれていなかったので、今後の改善に期待します。タッチパネルの反応は相変わらず良かったです。
音がOPUS #3よりも好みになっているのは好感ですが、サイズが大きくなっていること、2.5mmとUSB mini Bというのは大きく減点です。5万くらいであればOPUS #3からの買い換えも検討しますが、10万を超えると予想しているので、私は次の製品を楽しみに待つことにしようと思います。

COWON PLENUE L

最近、発表されたDAP(デジタルオーディオプレーヤー)でもうひとつ注目していたのが、このPLENUE Lです。
COWONのPLENUEシリーズはこのブログでも何度か言及しているようにSが好みです。比較的新しめのPLENUE 2 Mark IIも試聴しましたが、私には中域が厚くてウォームすぎました。Sくらいあっさりすっきりとしているのが好みです。

PLENUE Lは価格(約27万円)から考えてもSの後継と思われるので聴くのを楽しみにしていました。

COWON PLENUE Lの写真

PLENUE Lも写真を撮ってきました。

正面

本体正面です。こちらも高級感たっぷりでした。micro SDカードは普段使っている200GB(うち120GBを使用)のものを挿しました。大体、2分くらいでスキャンが完了しました。
PLENUEシリーズは初回のスキャンはそれなりに時間がかかりますが、二回目以降はほとんど時間がかからないのは経験済みです。とは言え、スキャンをしている間に一切の操作を受け付けないのは残念ですかね。

底面

底面には4.4mmバランス端子と3.5mmアンバランス端子、USB mini B端子を装備しています。4.4mm端子以上にUSB mini Bが残念です。

左側面

左側面には電源ボタン、曲送り、曲戻し、再生/一時停止ボタン、microSDカードスロットがあります。てんこ盛りですね(笑)

上部

本体上部は音量つまみとエフェクター切り替えつまみがあります。

右側面

右側面はすっきりとしています。

裏面

本体裏面はこんな感じです。Cayin i5に少し似ていますね。

Cayin i5と撮影

Cayin i5と撮影しました。少し小さいです。さらに軽いです。持ち歩くのに不自由はしないでしょう。

音の感想

DT 1770 PROをPLENUE Lのの3.5mmアンバランス端子に接続して聴きました。音量はヘッドホンモードで最大値の140です。
残念なことに出力不足という結果でした。PLENUE LにはGAIN設定の代わりに、ヘッドホンモードのON/OFFがあります。出力を必要とするヘッドホンを使うときにはヘッドホンモードをOnにすれば良いのですが、1770を鳴らすには足りないと感じました。

メインで使っているイヤホン(IEM)のAKG N5005に替えて聴こうかなと思ったんですが、イヤホン(IEM)専用DAPを購入するつもりはないのと、後ろで人が待っていたので試聴を切り上げました。

まとめ

PLENUE Lについては出力不足で判定不能です。PLENUE SやPLENUE 2 Mark IIは1770で聴いても出力は問題がなかったので、Lは少し残念ですね。まあ、結果的にLが出たことでSの中古が安くなればOKです(笑)

OPUS #4は音は好みでした。OPUS #3よりもブラッシュアップされていると感じます。
ただ、その他の点はいまひとつでした。現状でOPUS #3に満足しているのでOPUS #4の次を待ちます。

DAPといえば、コペックジャパンさんのブースでCayinの動向を聞いてきました。2019年2月のポタ研(ポータブルオーディオ研究会)に試作品を展示できそうとのことでした。

今回は以上です。

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